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メールマガジンの送信元を「個人名」にするとどのくらい反応が違うのか【BtoBメルマガ実践レポート】

公開日:2022/12/23  更新日:2022/12/28
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件名は差出人名ほどにモノを言う?


メールマガジンの反応を高めるために改善すべきポイントとして挙げられる「受信トレイの構成要素」。

「件名」を基に開封するかどうかを判断するユーザーが5割に上るという調査結果もあり、その下に続く「プリヘッダーテキスト」も含め、限られた文字数の中でいかに「おっ!」と思ってもらえる件名にするか、工夫をされている方も多いかと存じます。

一方で、件名の工夫がコモディティ化しているのも事実であり、新たな改善ポイントとして注目されるのが「差出人名」。

通常、ビジネスでやり取りするメールであれば、送信元名は個人名であることがほとんど。一方、メールマガジン的に一斉配信されるものの場合、送信元が「info@xxx~」や「mailmaga@xxx~」のような汎用的なネームになっていることもあるのではないでしょうか。

もちろん、「メルマガへの返信を受け付けるために、あえて送信元を共有アドレスにしている」といった運用上の理由もあろうかと思いますが、例えば「セミナーご参加のお誘い」等、個人アドレスを送信元として送った方が内容的に相応しく、高い効果が見込めるものもあるはずです。

そこで、当社でも実際に行っているBtoBメルマガ配信の実践例をご紹介し、送信元を「個人名」にするとどのくらい反応が変わるのか、実際の開封率・クリック率データを交えて取り上げます。


送信元を個人名に変えて、開封率がアップ


当社メールマガジンにおける検証結果


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上記は、あるメールマガジンの配信に際し、同じ内容(セミナー告知)で送信元のアドレス表記を変えた際のそれぞれの開封率・クリック率となります。

送信元をいつも使っている汎用的なもの(製品名)から個人アドレスに変えることで、確かに反応に変化がありました。

今回は5,000件のリストを2つに分けて検証を実施しました。通常の配信における開封率はテーマによる違いこそあれどだいたい25~30%の範囲に収まっておりますが、今回の出し分けにおける比較では開封率ベースでは2.5%程の差となり、リーチできる人数としては6~70人程度の差が生まれています。勿論、母数が大きければたったの2.5%でもそのインパクトは大きくなるでしょう。

意識するにせよ、せざるにせよ、個人アドレスから来ていないメール=一斉配信や通知というイメージがあり、見る優先順位が自然と低くなることは想像に難くありません。そういった意味では、受け手に刺さるための方策として「送信元を個人アドレスに変える」ことは一定の成果があると言えます。


当然ですが、やっぱり中身も大事


他方、クリック率自体は大きく差がありませんでした。

若干、個人名の方がクリック率は高いものの、各リスト約2,500件ほどの配信につき0.05%の差となると人数にして1~2人の差。送信元名がクリックにまで有意な影響を及ぼすとは言い切れず、やはりメールを開いた後のリアクションを左右するのはコンテンツや構成であるということが解る結果でもありました。


まとめ


メール配信システムの中には、件名やプリヘッダーテキストはもちろん差出人名も任意に設定できるものがあり、ファーストビュー要素の工夫を簡単に行えるようになっています。

良いコンテンツを準備しても、相手の目に留まらなければ意味がありません。差出人名を含むファーストビューの工夫は、「良いコンテンツをより多くの人に見てもらうための工夫」とも言えます。日々、良いコンテンツ作りに励まれている皆さんにこそ、こうした手近に変えられるポイントから改善を試していただき、メールマーケティングの効果を最大化していただけたら幸いです。


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この記事の著者

ユミルリンク株式会社 マーケティング本部 五十嵐 崇之
新卒で入社した大手家電量販店で広告・販促業務を担当。会員数300万人のメールマガジンや折込チラシをはじめとした各種広告の策定や編集、イベントやスポーツチーム等とのコラボレーション企画に従事。 ユミルリンク入社後は、マーケ・セールス・広報業務と並行して、企業向けセミナーの講師として年間500社以上に講演を行う。
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