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マーケティングファネルとは?メリット活用方法などご紹介

ビジネス、主にマーケティングでは「ファネル」という言葉を定期的に耳にすることでしょう。「ファネル」とは本来、理化学の授業で使う「漏斗」のことを指します。
漏斗の形状は上が広く下が狭くなっています。人々がサービスを認知してから購買に至るまでの流れを段階にした際に、対象となる顧客の数をグラフ化すると似たような形になることから「ファネル」という言葉が使われます。
当記事では基本から考え方まで分かりやすく解説します。
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マーケティングファネルとは?
マーケティングファネルとは、顧客が認知してから購買するまでの行動を段階に分けるフレームワークです。顧客を一括りにせず、状況ごとに切り分けることで、より顧客ごとに適した施策の作成や、適切な戦略策定・施策の実行が可能になります。

段階の区切り方や、認知から購買までの流れは業種や時代によりさまざま考えられるため、マーケティングファネルもたくさんの種類があり、独自のフレームワークとして提唱している企業も数多く存在します。
マーケティングファネルを段階的に解説
まずは基本的なマーケティングファネルの考え方を元に、「パソコン」を購入するシーンを元にそれぞれの流れを解説していきます。
認知の段階:知ってもらう
顧客が購買に至るまでの最初の段階は「認知」です。認知されなければ、購買に至ることはないため、より多くの人に認知してもらう必要があります。また認知は維持することも重要です。例えば子供のころに好きだったお菓子も、大人になると思い出すこともほとんどなくなります。ビジネスにおいての認知は想起されて初めて効果を発揮するため、認知を維持するように定期的な接点を持つことが大切です。
興味の段階:選定候補に入る
認知の次の段階は、興味を持ってもらい「選定候補に入る」ことです。
どんなに認知されても「壊れやすいパソコンだ」という認知では購入してもらえません。そのパソコンは、「どういう特徴や強みがあり、利用者にとってどんなメリットがあるのか」適切に顧客に理解してもらう必要があります。
この段階では、まだ製品に対する顧客の理解度は高くない可能性があります。「選定時には〇〇もチェックしましょう!」のように自社に有利な比較ポイントの訴求も大切です。
比較・検討=選ばれる
次の段階は、「選定候補の中から選ぶ」ことです。
選定方法は人により多種多様ですが、「軽いパソコンなら〇〇。性能なら△△。デザインなら××」など、特徴を付けて選定されることが多いでしょう。「軽いけど高性能」など他社の特徴にも負けない商品価値の向上や、「今なら〇〇もセット。〇〇キャンペーン」など「今買う理由」を伝えることで選ばれやすくなる可能性もあります。
またSNSが普及する現代では、他者の口コミが選定されるポイントになる可能性もあります。
購買:買ってもらう
比較検討で選ばれたとしても購入されるとは限りません。
「購入しようと思っていたけどやっぱり辞めた」という経験はありますか?使える支払い手段がないことや、在庫切れ、ネットでは買えないなど購入し辛いと、第二候補だった商品に流れてしまう可能性もあります。
購入しやすさは非常に大切なポイントです。
マーケティングファネルを活用するメリットとは
課題を効率的に見つけることができる
「マーケティングで課題がある」というのは「勉強が苦手」という表現に似ており、抽象度が非常に高い状態です。勉強では「国語で漢字の書きが苦手」など課題を具体化することで効率的に学習することができます。
マーケティングファネルで、購買までの段階を切り分けることは、言わば「どの教科ができないのか」を可視化することと同じため、効率的に課題を見つけることができます。
KPIと紐づけることで、状況の変化にすぐ気づく
マーケティングでは、状況の変化にいち早く察知して対応することが求められます。認知では認知率、比較検討ではサイトの問合せ数・製品ページのアクセス数など、近しいKPIを設定し、定点観測することで状況の変化にすぐ気づくことができます。
「急に製品ページからの購入率が下がった」などの課題の顕在化だけでなく、市場の変化により突然製品ページのアクセス数が増えたなどのプラスの変化にも気づくことができます。
適切な戦略を考えやすくなる
マーケティングの目標や、戦略を考えるうえで、どの部分が伸ばせそうか。どの部分が改善できそうか、1つ1つの要因に応じて切り分けることで適切な戦略を考えやすくなります。
マーケティングファネルの種類について
パーチェスファネル
ここまで紹介したファネルで、「購買ファネル」とも呼ばれています。顧客の認知から購買までを4段階に分けており、シンプルなファネルです。AIDMA(アイドマ)と呼ぶ心理プロセスを発展させたものです。

インフルエンスファネル
購買から商品情報を発信するまでの顧客行動を3段階にわけたものです。インフルエンサーや、SNS等での口コミの広がりなどの影響で生まれたものです。
その商品・サービスが良い場合には「継続」して利用され、友人など他者に「紹介」や、SNSやブログ等で拡散・発信するという流れです。このファネルで重要なことは、口コミや拡散をしやすい場を整えることです。

ダブルファネル
パーチェスファネルとインフルエンスファネルを組み合わせた砂時計型のファネルです。顧客の認知から購買、そして拡散までのフローを段階に分けたものです。より昨今のマーケティングに合わせた表現にすると「認知からロイヤルカスタマー化」を目指すファネルです。

事業に合わせたファネルを作成することもオススメ
ここまで紹介したマーケティングファネルは、多くの業種においても使えるような一般的なものになっています。しかし、時代の移り変わりや業種・ビジネスモデルによっては、購買前後の行動プロセスが異なっていたり、もっと細分化すべきものがあるかもしれません。
根本的な考え方は、行動プロセスを分解することで、課題を見つけやすく・改善しやすくすることです。そのため、適宜アレンジしましょう。
マーケティングファネルを活用した改善方法
フレームワークは、使い方次第で効果が変わります。マーケティングファネルにおいても同じく、活用方法次第で効果は大きく変わります。ここでは課題解決・改善のためのオススメな活用方法を紹介します。
各段階への遷移率から課題を見つける
マーケティングファネルにおいて、認知を100%としたうちの比較検討・購買など他の段階までに到達した割合を算出します。
例えば、認知100%、興味50%、比較30%、購買20%だとします。この場合、認知から興味までに半分の人がいなくなっています。興味を持ってもらうための訴求ができていない。あるいは弱いのかもしれません。
また半年前など期間の前後で比較し、認知率・数が増えているか減っているのか調査することでも課題を見つけることができます。
興味率などはどのようにだせばよいの?
データ自体が取得しづらいため、明確な「興味率」は出すことができません。インターネットのアンケート調査などで定期的に確認することで近しいデータは出すことができます。興味を持っている人が起こす行動のうちデータが取得できるものを「興味率」と定義してもよいでしょう。例えば、製品ページのアクセスユーザー数などです。
マーケティングファネルに対する施策と照らし合わせて改善する
マーケティングの施策の多くは、「マーケティングファネル」のいずれかに該当することが多いでしょう。例えば広告やSEOなどは「認知」でしょう。キャッチコピーやブランドコンセプトでは「興味」、製品ページや製品資料などは「比較・検討」、そして配荷率やwebサイトのフォームなど購入部分の機能などは「購入」に結び付きます。
それぞれの施策が、どういう状況でどのように改善するか検討することは、おのずとマーケティングファネルの視点での改善にもつながります。
マーケティングファネルはもう古い?
「マーケティングファネル」という考え方は古くなく、今後も古くなることはないでしょう。なぜなら、基本的に認知せず購入するケースはなく、興味を持たずに購入するケースもないためです。
ただし、その間の過程において口コミを参考にすることや、比較検討せずに購入するなど、フローが変わることはあります。人によっても変わるという場合もあり、全部の顧客が同一フローになるわけでもありません。
そのため、適宜アレンジすることと、マーケティングファネルは一般的な大きな流れという認識のもと活用していくことをオススメします。
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