メルマガの配信スケジュールの立て方とは?メールの再利用も
ニュースレターとは?メルマガとの違いや使い分け方を解説
企業が顧客や関係者に送る一斉メールには、メルマガや休業案内などの案内メールのほかに「ニュースレター」と呼ばれるものがあります。
今回は、ニュースレターについて解説していきます。
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ニュースレターとは?
ニュースレターは、顧客や利害関係のある人に向けて関係維持・ブランド認知向上などのためのニュース・情報を送るメールのことです。一般的なメルマガは販促用途として広告色の強い内容であるのに対して、ニュースレターは直接的な広告はなく、読み物としての傾向が強くなります。
ただし、明確な定義があるわけではなく、一定の広告色があったとしてもニュースレターと呼ばれることや、広告色がなくともメルマガと呼ぶこともあります。また正式な英語の発音は「ニューズレター」です。
メルマガやプレスリリースとニュースレターの違い
明確な定義はありませんが、以下のように分けられています。
ニュースレター | メルマガ | プレスリリース | |
---|---|---|---|
目的 | 情報提供 | 販促 | 公式発表 |
配信頻度 | 定期的 | 定期的 | 発表直後 |
ターゲット | 内容に合う関係者 | 顧客 | メディア、業界全体 |
トーン | 関係性重視 | 広告色強い | 報道向けで堅い |
ニュースレターの種類
ニュースレターの中にもいくつかの種類があります。1つ1つ紹介します。
ニュースタイプ
名前の通り「ニュース」の内容を送るメールのことです。具体的には、プレスリリースするほどの大きな発表ではない、イベント開催・出展や最新情報・関連する情報・トピックスを送るタイプのものです。イベント開催では集客や認知度を上げることができます。
また当社のメール配信システムというサービスを提供している場合、2024年にあったGmailの送信者ガイドライン変更のアナウンスなどが、ニュースタイプに属するでしょう。サービスをより良くご利用頂くための、関連情報を届けることは顧客との信頼関係などの構築に役立ちます。
キュレーションタイプ
キュレーションとは、収集・選定・整理などの意味があります。つまり、メールの受信者にとって役立つ情報を収集して選定・整理を行った内容を送るメールのことが「キュレーションタイプ」に属します。
具体的には「〇〇特集」のような内容で「お花見・夏休み・クリスマス」など時期やイベントに合わせて関連した内容を盛り込む形式です。販促目的でも、特定の商品を購入した人には、関連する商品をまとめたメールの配信がオススメです。
ブログタイプ
ブログのように、ノウハウや思いなどを綴ったメールのことです。当社の場合、メルマガの効果を上げるための到達率の上げ方・開封率の上げ方などの内容が該当します。
飲食店であれば、食材をどのように工夫して手に入れ、どのようにこだわって作っているのかなど、根拠を伝えることでブランド力向上に寄与します。
ニュースレターを配信するメリット
メルマガと組み合わせて、効果を最大化する
広告色のあるメルマガは、購読者のニーズを捉えて適切なタイミングで配信出来れば購買に繋がりますが、大半の人は開封せず、開封しても数秒しか見ず、何度もご利用いただいている顧客であってもメルマガ解除をすることもあり得ます。
そこで、広告色を無くした読者ファーストなメールを挟むことで、メルマガの有益性が上がるため、読まれやすくなります。習慣化までつながれば、定期的な広告内容のメールを送った時も反応されやすくなります。
顧客と継続的に信頼関係を構築することができる
顧客ファーストなニュースレターを送ることで、顧客はより望んでメルマガを読んでもらえます。当社も有益性の高いメールの配信も行っており、メルマガ購読したいという問い合わせも発生しています。
継続的にメールを送ることで、継続的な顧客との接点を生むことができるため、「単純接触効果」と呼ばれる心理効果も踏まえて信頼関係を構築することができます。
ブランディングに繋がる
企業や商品にまつわる背景や思い・こだわりなどを読者が興味を持つ形で情報提供ができれば、ブランド力向上に繋がります。またファン向けのイベント開催し、その情報を届けることでファンマーケティングも可能です。
またクオリティの高いニュースレターは、ブランディングにも繋がります。
ニュースレターで配信する内容を考えるコツ
有益性にこだわる
ニュースレターは基本的に無料で提供します。だからこそ、「無料でこの内容!」という印象を受けてもらえれば、ブランド力向上や信頼関係構築に寄与します。
ニュースレターを送ることを目的とせず、有益な内容を届けて顧客にとって何らかの形で役に立つように心がけましょう。
独自性(オリジナリティ)を上げる
ネット検索やAIで情報を容易に調べられる昨今、ここでしか得られない情報がなければ、率先して読まれることはないでしょう。有益かつ、独自性のある情報を提供するようにしましょう。
BtoB等であれば、製品にまつわるアンケート調査結果などの公表がオススメです。BtoCであれば、製品にまつわる裏話や便利な使い方などの内容もよいでしょう。
定期的に送ることを心掛ける
広告色が少なくとも企業が送るメールは最終的には売上に繋げることが目的でしょう。ニュースレターはブランド力や信頼関係構築に寄与して結果的に顧客化・常連化に繋がるため、単発で終わらないようにしましょう。
送ることが目的になってはいけませんが、月に1回など無理なく送ることのできる頻度で始めることをオススメします。また、反響の良かったメールは1年後改めて送信してみるのもよいでしょう。
ニュースレターを配信する時のステップ
目的とKPIの明確化
ニュースレターを送る際には、目的とKPIを明確にしましょう。目的はブランディングや顧客との関係構築、そしてイベントへの参加などが考えられます。KPIは、さまざまな観点で考えられますが、オススメは「クリック率」がよいでしょう。あくまでニュースレターは内容を読んでもらうことで購入などに結び付けることではありません。
そのため、メール内での最終ゴールとなるクリックをKPIにすると良いでしょう。販促目的のメールよりは高い数値になります。
内容の決定
具体的にどんな内容を送るのか、内容・テーマを決定しましょう。なるべく最初にまとまって内容を考えると良いでしょう。案に悩む場合には、生成AIを活用して出してもらうこともオススメです。
ニュースレターを配信していくうちに、効果の良いもの・悪いものが現れます。傾向を踏まえて、徐々にテーマも変更していくと良いでしょう。
メール文章の作成
メールの文章作成する時は、タイトルと中身それぞれで気を付けるべきポイントがあります。
メールの件名は、冒頭の14文字程度に重要な内容が来るようにしましょう。ユーザーが一瞬で認識できる文字数と言われています。また、中身に関しては斜め読みでも分かるよう1文の文字数を短くすることや、ハイライトを付ける・行間を広くとるなど工夫すると良いでしょう。
PDCAを回す
ニュースレターは何が効果良いのか悪いかは最初のうちは分かりません。必ずクリック率など結果を踏まえてPDCAを回しましょう。特にメールは、配信タイミング・頻度・内容の3つが効果に大きく左右します。
定期的に送る曜日や時間を変えてみることや、頻度を変えるなどもオススメです。
ニュースレターは「メール配信システム」がオススメ
企業が顧客などに送る一斉メールでは「メール配信システム」の活用がオススメです。メール配信システムは、大量のメールでも低遅延で高い到達率で送信することが可能です。また、メルマガ購読者の管理や配信承認機能など、メールマーケティングを安全に簡単に行える機能が豊富に備わっています。
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