HTMLメール・メルマガデザインのポイントを紹介
HTMLメール・メルマガのデザインについて解説していきます。
まずはHTMLメルマガの基本・市場からみた需要を説明し、 次にデザインレベルに応じた作成手段を3つ紹介します。
また、無料のデザインテンプレートのダウンロードや、おすすめの関連記事も掲載しているので必要に応じてご活用ください。
【目次】
HTMLメール・メルマガデザインの基本
HTMLメール・メルマガのコーディング知識がないときの対処法
HTMLメール・メルマガデザインにおける作成の注意点
HTMLメール・メルマガデザインの無料テンプレート
HTMLメルマガのデザインが可能なエディターの活用イメージ
HTMLメール・メルマガデザインのおすすめ記事
HTMLメール・メルマガデザインのまとめ
HTMLメール・メルマガデザインの基本
HTMLメール・メルマガとは?
HTMLメール・メルマガは画像や装飾があるメールで、テキストメールと比較すると直感に訴えかける視覚効果が高くなります。
ECサイトのメルマガでよくみかけますが、HTMLメルマガはアパレル通販など、
商品のデザイン性が重要視されるようなビジュアル要素が強いメルマガとは特に相性がいいです。
もちろん、B2B企業やデザイン性が求められるわけではない事業者でもHTMLメルマガを配信しているケースが多々見受けられます。
当社が調査した「ECサイト50社のメルマガ配信状況」では、8割以上のサイトがHTMLメルマガを配信していることがわかりました。
HTMLメール・メルマガのメリット
なぜHTMLメルマガを配信する企業が増えているのかというと、高いクリック・コンバージョン率を期待されているからです。
HTMLメルマガ内に、インパクトの強いバナーや魅力的な商品画像を組み込むことで、ユーザーにテキストやメルマガ全体を読み込ませなくても、
イメージに訴えかけることで、キャンペーン・商品紹介ページに直感的に遷移するように促す効果を期待できます。
近年のメルマガの受信者は「メルマガを読むというより、さらっと流し見る」という傾向にあり、直感的に興味をそそる要素があれば、メルマガのバナー・URLをクリックしてくれます。
HTMLメルマガは制作が少し手間ではあるものの、ユーザーの直感に訴えかけやすいという点では非常に有効的なメルマガといえます。
HTMLメール・メルマガのコーディング知識がないときの対処法
HTMLメルマガを作成するにはコーディング知識が必要です。
ここで注意したいことが、HTMLメルマガの場合、通常のWEBサイト制作のコーディングとは構造が異なるという点です。
また、メルマガは受信者の利用するデバイスがスマホなのかPCなのかタブレットなのかという点で表示のされ方が違います。
受信者の表示環境を考慮せずにHTMLメルマガを配信してしまうと思わぬ表示崩れが発生するリスクがあります。
そのため、HTMLメルマガ作成の初心者であれば、0から作るよりも「テンプレート」を活用したり、HTMLメルマガを作成する「専用のサービス(HTMLメールエディター)」の活用をおすすめします。
費用がかけられるのであれば、外部のHTMLメルマガが作成できる会社に発注するのもいいでしょう。
それでは、具体的にHTMLメルマガのデザインレベルを3段階に分けて作成方法を紹介します。
■デザインのレベル(低) HTMLメールテンプレートを利用する
デザインレベル(低)はテンプレートを編集するだけのため、デザインの自由度は低く、個性や表現の幅はあまり期待できないのがデメリットです。
とはいっても、HTMLメルマガのテンプレートはインターネット上で検索すると無料ダウンロードできるものが複数あるため、コストは最低限で済むのが魅力です。
無料ダウンロードしたテンプレートを利用することで、特定の部分だけ内容を差し替えるだけでHTMLメルマガを作れます。
テンプレートは、スマホやPCなどデバイスを問わず表示が最適化される「レスポンシブHTMLメルマガテンプレート」がおすすめです。
レスポンシブ対応のHTMLメルマガは、受信者の環境に応じて表示が可変するため、表示崩れのリスクを回避することができるのできます。
HTMLメールテンプレートを利用する際の注意点があります。自社ECサイトや商品イメージとマッチしたデザインにしたいがために、下手にテンプレ―トを変更してしまうと表示崩れのリスクが生じるので注意が必要です。
■デザインのレベル(中) 「HTMLメールエディター」を利用する
レベル(中)のデザインは、テンプレートを利用する際と同様に、自前でHTMLメルマガを作りたいときに向いています。 大きなメリットは、「HTMLメールエディター」のデザイン自由度が非常に高いという点です。
「HTMLメールエディター」は、メール配信システムに備わっている機能の一つです。
ダウンロードしたテンプレートを利用する場合は、デザインというより、
ただ素材をはめ込むだけですが、HTMLエディターの場合、段組み、画像やテキストの配置、文字の大きさ・配色なども自由にレイアウトできます。
これらの点を考慮すると、HTMLメールエディターを利用すればメルマガのデザインが自前で簡単に可能になるといえます。
更に、配信を行う前に、プレビュー画面でメルマガが配信後にどのように表示されるのかを確認・検証できる機能が搭載されたエディターもあるため、安心して配信が行えます。
その他にも、HTMLメルマガのエディター機能があるメール配信システムでは、
マルチパート配信という機能があり、メーラーの設定上でHTMLメルマガを受け取れない人にはブラウザ上でHTMLメールが見れるようにしたり、テキストメールを送るという送り分けの機能もあります。
デザイン面とは別に、これらHTMLメルマガが正常に表示されない問題への対策が充実しているという点もエディターがおすすめである理由の一つです。
■デザインのレベル(高) HTMLメルマガが制作できるデザイン会社に依頼
費用面に余裕があるのであれば、外注に依頼するのもよいかもしれません。
依頼に必要な手続きや修正依頼の手間が発生、費用がかかるというデメリットはあるものの、
デザインのプロに依頼するので、ある程度デザインのクオリティを期待することができます。
ただし、毎回デザインを外注するのは費用的な負担も重くなるため、
はじめのうちはデザインを外部に依頼して、ある程度メルマガデザインの方向性やイメージが定まってきたタイミングで内製化するというのもありでしょう。
注意点として、デザインを外部に発注する際は、
理想をいえば「表現したいイメージや要望をある程度まとめて伝える」ことが重要です。
デザインのプロといっても、デザイン担当者の好みや特徴はそれぞれなので、
丸投げしてしまうとイメージと乖離したデザインが上がってきてしまうリスクがあります。
そのため、要望を伝えたり、近しいデザインイメージのサンプル画像を送るなどすれば、それを元に提案をしてもらうこともできるので、デザイン修正の手間を最小限におさえることができます。
HTMLメール・メルマガデザインにおける作成の注意点
HTMLメルマガはWEBデザインとは異なる「HTMLメルマガ専用のコーディング知識」が求められるため、WEBデザインができるからといってその知識をそのまま転用はできないので注意が必要です。
そのため、HTMLメルマガの初心者は、前項で紹介した「デザインのレベル(小)~(高)」にまとめたいずれかの方法を試みてみましょう。
HTMLメルマガデザインについてより詳しく知りたい方は下記のブログを参考にしてみてください。
参考記事:htmlメールの作成方法を伝授!作成の基本から、効果の高いメルマガを配信するためには!!!
HTMLメルマガはレスポンシブデザインがおすすめ
レスポンシブデザインのメルマガとは受信者のデバイスによって表示のされ方が可変するHTMLメルマガです。HTMLメルマガの配信で最も厄介なトラブルが、受信者が開封した際に意図しない表示崩れが発生してしまったときです。
具体例として、メルマガ開封後に画面が見切れていて横にスクロールしないとメルマガ全体が見れないという事態があります。
レスポンシブデザインでない場合、
例えば複数カラムでなく1カラムのデザインであってもバナーが6割程度しか表示されないなど、
ユーザーが開封した際にぱっと見てスクロールしなければ全体が見れないとなると、面倒だと思われて、メルマガが閉じられてしまう可能性は低くありません。
レスポンシブデザインであれば受信者がPC、スマートフォン、ガラケーであろうと自動的に表示画面の幅に合わせて文字が改行されます。
更に3カラム構成のメルマガであれば、スマホの狭い画面では1カラム表示に可変して表示させるといったこともできます。
また、横長のバナーも表示画面に合わせて縮小して全体が見えるようにすることも可能です。
これらのことから、無料ダウンロードのテンプレートを利用する際は、レスポンシブデザインのHTMLメールテンプレートがおすすめです。
もちろん、メール配信サービスに搭載されている「HTMLメールエディター」もレスポンシブデザインに対応したサービスを選べるとよいです。
HTMLメール・メルマガデザインの無料テンプレート
無料でダウンロードできるテンプレートを活用してHTMLメルマガを作成したい方は下記より無料でテンプレートをダウンロードできますのでご活用ください。
HTMLメルマガのデザインが可能なエディターの活用イメージ
HTMLメールエディターを利用すれば下図のように簡単にHTMLメルマガのデザインが可能です。
テンプレートと異なり、自由にデザインができて、誰でも簡単にHTMLメルマガが作成可能なことが大きなメリットです。
エディターはメール配信サービスに備わっている機能ですが、サービスによっても使い勝手が異なるため、無料トライアル(試用版)を試しに利用してみるのもいいかもしれません。
HTMLメルマガを自前で作成、デザインするためだけにメール配信サービスを導入するとなると
少し抵抗を感じるのではないでしょうか。
メール配信サービスでは、HTMLメルマガの作成、デザインに限らず、配信後のレスポンス率を高めるための機能が充実しています。
例えば、ユーザーの属性情報に合わせたセグメント配信や自動配信機能であるステップメール・シナリオ配信、レコメンドやカゴ落ちメールなどのonetooneメールの配信も可能です。
その他にもメルマガの到達・開封・クリック率を確認する効果測定、大量メールを高速・確実に届ける高い配信性能も備わっています。
メルマガ運用者をサポートする管理面の便利な機能も多く備わっているため、HTMLメルマガのデザインという面以外にも有効活用ができます。
詳しくは下記の記事をご覧ください。
■おすすめの関連記事:
メール(メルマガ)配信システムとは?効果やメリットを徹底解説
HTMLメール・メルマガデザインのおすすめ記事
HTMLメルマガのデザインの関連記事をまとめます。 是非こちらもご参考にしてみてください。
■htmlメールの作成方法を伝授!作成の基本から、効果の高いメルマガを配信するためには!!!
■HTMLメールの作り方4~スマホ対応とレスポンシブHTMLメール~
■こんなHTMLはNG!HTMLメールでやってはいけないこととは?~
■非レスポンシブでもスマホやタブレットからの見やすさを配慮したメールマガジンとは?
HTMLメール・メルマガデザインのまとめ
今回はHTMLメルマガについて包括的に紹介しました。
作成の手間や表示崩れのトラブルといった複数の課題をもつHTMLメルマガの配信ですが、ポイントをおさえれば、メルマガの効果を高めることができます。
無料テンプレートやメール配信サービスに備わるHTMLメールエディターを活用した方法を紹介しましたが、デザイン性や個性を問わないケースでは無料テンプレートの活用で十分かもしれません。
ただ、ある程度ブランディングを意識したり、
デザイン性を意識したHTMLメルマガを作成したい場合、HTMLメールエディターの活用がおすすめです。
このツールは自由度の高いデザインが可能なことに加えて表示崩れや正常に受信されないトラブルを最小限にする仕組みが備わっているためとても便利です。
また、メール配信サービスにはメルマガ配信の効果を最大限高めたり、運用者の運用負担を削減する仕組みも充実しているため、メルマガを運用している担当者は是非チェックしてみてください。
メルマガ配信に関する最新の情報も定期的に配信しているので、関連記事も是非チェックしてみてください。
キューノート エフシー
メール配信システムCuenote FC(キューノートFC)は、会員管理やメール配信後の効果測定をグラフィカルに表示。システム連携用APIなども提供しており、一斉配信からメールマーケティングまで行えます。独自開発のMTA(配信エンジン)とノウハウで、月間のメール配信数42億通・時間1,000万通以上(※)の高速メール配信を実現し、スマートフォンや携帯にもストレスなく高速・確実にメールを届けます。
※クラウド型サービス(ASP・SaaS)の実績値