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価格だけで決めて失敗していませんか?リスク回避のためにチェックすべき4つのポイント

公開日:2017/05/08  更新日:2022/07/22
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価格だけで決めて失敗していませんか?リスク回避のためにチェックすべき4つのポイント

コストを選定理由にすることで、一見安く運用できるかと思いきや問題が隠れていることがあります。

よくありがちなのは、導入してから思い通りのタイミングで配信できない事例です。実際に運用を開始してから問題が発覚し、結局別のシステムに乗り換えとなるケースもあります。


導入先の選定を失敗してしまいますと、機会損失のみならず移行における手続きや運用開始までにかかる手間など、コスト削減どころか必要以上の負担や人件費がかかってしまいます。


今回は、導入費用だけで選定するリスクと、後悔しないために確認しておくべきポイントをご説明します。
また、既に導入しているシステムを運用中で気になる点がある場合にも、取り返しのつかない事態を引き起こす前にいま一度チェックしてみてください。

目次

1.法人以外の業者と契約を許容しているか
2.セキュリティ・迷惑メール対策
3.サポート体制
4.料金形態
まとめ



メール配信システムCuenote FC




1.法人以外の業者と契約を許容しているか


契約・利用対象者に対する審査や利用規約を交わしていない場合、注意が必要です。

万が一、同じ共用環境を利用する顧客のなかに、違法なメール配信を行っている業者が含まれていると、自社が問題のないコンテンツや設定であっても、メール配信自体が出来なくなるという影響を受けてしまうことになります。

つまり、機会損失のリスクにつながります。
共用環境で利用する他の配信企業にも影響が及びますので、一定時間配信が滞ってしまったり、携帯キャリアやISPからブロックされてしまうことで、適切なタイミングで読者にメールを送ることができません。

法人以外の業者との契約を許容しているサービス全般を避けるべきという事ではありませんが、後々被害に巻き込まれないためにも一度確認をしておくことを推奨します。


2.セキュリティ・迷惑メール対策


メール配信システムは配信先のお客様の個人情報を取り扱います。情報漏えい対策はもちろんですが、年々、受信側の企業やメーラー、キャリア側の迷惑メール対策への対応も避けて通れません。

購読者の受信ボックスに届いたとしても、例えばGmailであれば暗号化されていない メールは警告表示されてしまいます(参考記事:「どうする?Gmail対策」)。
つまり購読者にとって何かしら安全性に懸念を感じられてしまう点があると、開封自体がされなかったり、迷惑メールとして判断される可能性があります。

また、スマホなどの携帯キャリア向けに確実に届けるためにはSPF設定(用語説明:SPF)をする必要があります。
送信元のメールアドレスのドメインと、利用している配信システムのドメインが異なる場合、偽装されている配信元として「なりすまし」と判断されてしまうためです。

意外と見落としがちな部分ではありますが、エラーメールの管理も必須です。エラーとなった原因の記録が出来なかったり、管理・クリーニング機能が無いとエラーメールが放置されたままの状態となります。その状態で配信を継続してしまうことにより、ISPやキャリア側に"メールアドレスの管理がきちんと行われていない=スパムメール業者の可能性がある"と判断され、受信ブロックされるリスクが高まります。

このように正しく届けられないリスクだけでなく、迷惑メールとして振り分けられてしまうことで配信元の印象やブランディングにもマイナスの影響が及んでしまう事態を招きかねません。


3.サポート体制


お客様から聞く、導入後に発覚した事項として以下のようなものがあります。


  • ・専門知識のあるサポートが居ない
  • ・日本語での対応が不可
  • ・なかなかサポートに繋がらない
  • ・メール対応のみに制限されている
  • ・専門用語を多用され、初心者に合わせた丁寧な説明をしてくれない
  • ・配信できなくなった際の原因調査/調査報告がない
  • ・そもそもサポートがない


導入費用が抑えられているぶん、人件費を圧縮せざるを得ないのかもしれません。
利用者側にある程度のITリテラシーがあれば対処が可能な場合もありますが、やはり大半の利用者にとって、問題が発生した際にはサポートのフォローがないと困ってしまいます。

サポート体制が整っていたほうが安心であれば、導入前も後もきちんと対応してくれるか、例えば問合せ時だったり、デモを試す際などにサポートについて確認することをお勧めします。


4.料金形態


実際の運用に見合ったプランを選ぶ必要があります。まず一般的なサービスでは、大きく二つに分けられます。


  • ・配信通数による従量課金制
     メリット:ひと月当たりの配信通数が少ない場合、必要なボリューム分の課金となり無駄がない。

  • ・配信数無制限の月額固定制
     メリット:同じメールアドレスに対し複数回配信を行う場合、月額固定なので配信回数を気にせず利用できる。


また、標準で利用できる機能もチェックしてください。必要な機能を利用しようとしたらオプション料金が発生した、または装備されていないために移行を検討せざるを得ないようなケースもあります。

以下のような機能が必要かどうか、オプションか標準機能かどうかをあらかじめ確認してみてください。


  • ・URLクリック測定の独自ドメイン設定
  • ・Fromアドレスに設定可能な登録数
  • ・ステップメール(フォローアップメール)
  • ・フォーム(会員登録/変更/退会)


まとめ


当システムへ乗り換えを検討されるお客様のなかに「安いと思って他社製品を導入したら追加料金がかさんだ」、送りたいタイミングで配信が出来ず「大急ぎでリプレイスしたい」というケースもよくあります。

価格を重視することも大切ですが、選定の際はリスクが隠れていないか、運用に適したシステムであるかを、きちんと判断いただけたらと思います。


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