【BtoB向け】セミナー集客の際のメルマガ件名、どれが効果的?【効果検証アリ】
BtoB向けのビジネスを展開している方で、自社セミナーや共催セミナーを実施するという方も多いのではないでしょうか。
「セミナーを開催しても、安定して人が集まらない...」
「セミナー集客のノウハウがなく、広告費がかかってしまう...」などのお悩みはありませんか?
本記事では、そのような方に向けて、セミナー集客のメルマガを効果的にする方法を、実際の効果検証の結果をもとに解説します!
メールマーケティングを
Cuenote FCはハイスピードな大量配信を得意としながら、効果測定や自動処理も可能で大手企業にも選ばれるメール配信システムです。メールマーケティング機能も豊富で、配信数上限はなく送り放題です!
セミナー集客にが効果的な理由は?
OnetoOneマーケティングをしやすい
OnetoOneマーケティングとは、顧客のニーズを読み取り、個々に対して最適なコミュニケーションを行うマーケティング活動を指します。 一方のマスマーケティングとは、多くの人を対象に同一のメッセージやアプローチで働きかける手法のことです。
セミナー集客は「そのテーマに関心のある人」を対象に、「受けるメリットがある」と思ってもらうことが重要であるため、 メルマガなどの送り分け(セグメント配信)ができるツールで告知することは、個々の興味関心に合ったアプローチができることから有効であると考えられます。
この場合にSNSなどを使用して告知することは、マスマーケティングに近い考え方になります。
低コストで集客できる
メルマガは、他の広告媒体と比較すると非常に低コストで運用することができます。 メール配信システムを導入している企業も多いかと思いますが、例えばメール配信システム「CuenoteFC」を使用して配信すれば月額5,000円~で集客を行うことが可能です。 Webの検索広告やディスプレイ広告、媒体への広告掲出費は数万円~数十万円になることもあると考えると、安価に集客できるツールであると言えるでしょう。
プッシュ型広告である
メルマガなど、こちらからアクションを起こし、相手の目に入るようにできる広告は「プッシュ型広告」と呼ばれます。 プッシュ型広告のメリットは、ニーズが潜在的であったとしても見てもらえる可能性が高いという点です。 明確に自分の課題・悩みとして認識していなくても、メールが届いたことをきっかけに気になったことがある...という方も多いのではないでしょうか。
一方、WebサイトやSNS、雑誌などの広告は「プル型広告」と呼ばれ、多くの人の目に触れる機会がある反面、相手側が「アクセスする」などのアクションを伴うため、効果を出すためのハードルが高くなります。
セミナー集客に効果的な件名は?
実際にセミナー集客を行う際、どのような件名が効果的なのでしょうか。
メルマガで集客を行う際に重要と言われてるポイントは、
・文字数は30字以内にする
・冒頭に要点を入れる
・開催時期を入れる
・興味を引くキーワードを使用する
などがあります。 今回は件名を工夫して開封率を上げ、最終的な目標であるセミナー申込のURLをクリックさせることを目的に、これらのポイントを抑えた件名を作成しました。
実際に件名を変えて計測してみた!
当社ユミルリンクはBtoB向けにメール配信システムをはじめとしたメッセージングソリューションを提供する企業です。 今回、当社サービスと親和性の高いサービスを提供する企業と共催セミナーを開催しました。
主なターゲットはメールを活用したアプローチを行うインセールスの担当者で、テーマは「休眠顧客の掘り起こしに役立つ新手法」です。
そのセミナーの集客を行うメルマガにて、件名を複数パターン作成し、実際にどのような反応があったのか計測してみました。
検証結果は以下のようになりました。
計測値は、セミナー参加フォームであるURLのクリック率です。それぞれ説明しますね。
パターン1:開催までの日数を【】で囲む
件名:【開催2週間前】共催セミナー開催!●●社
このメールのクリック率を1として、その後の件名パターンでクリック率の推移を計測します。
パターン2:開催までの日数を【】で囲み、開催間近であることを伝える
件名:【開催2日前】共催セミナー開催!●●社
パターン1に少し工夫を加えてみました。開催2日前の告知ということで、まだ申込が間に合うことを伝え、申し込みたいという意欲を掻き立てる工夫をしました。
この件名にしたところ、1回目の配信よりクリック率が1.8倍になりました。
パターン3:受講者が興味・関心を持つワードを入れる
件名:【共催セミナー】休眠顧客を掘り起こす新手法!
ここでは、受講することで得られる情報を具体的に入れてみました。「休眠顧客の掘り起こし」というのはインセールス担当者が持つ顕在的な課題とも言えます。
この件名にしたところ、1回目の配信よりクリック率が2.3倍になりました。開催間近であることの訴求よりも効果がありそうです!
パターン4:受講者が興味・関心を持つワードを【】で囲み、冒頭に入れる
【アポ率向上】共催セミナー開催決定!●●社
最後に、このセミナーを受講することで得られる効果を件名の冒頭に入れてみました。「休眠顧客を掘り起こす手法を学び、その結果アポ率が向上する」というメリットを件名と本文から伝えられるように工夫しました。
この件名にしたところ、1回目の配信よりクリック率が3.2倍になりました。顕在化した課題よりも、受講することでどのような効果が得られるのか、という点に最も興味・関心があることが分かります。
結果として、クリック率の向上に最も寄与したのは、受講者が興味・関心を持つワードを【】で囲み、冒頭に入れることであり、 さらに受講することで得られるメリットを記載することが効果的なのではないかということも分かりました。
まとめ
今回は、セミナーの集客を目的に配信したメルマガにて効果検証を行いました。 同じような方法で、テーマを変えて検証することもできます。
検証をする中で、重要だと感じたことは以下の通りです。
・開封率、クリック率などの計測指標となる値を決める
今回はセミナー申込を促進したかったので、添付URLのクリック率を指標としました)
・検証したい項目以外は、可能な限り同じ条件下で送る
今回検証したいのは「件名によってクリック率が変化するか」という点なので、配信曜日や時間帯など、その他の配信条件は可能な限り揃えるようにしました。
・仮説を立てて取り組む
今回の検証では、「開催までの日数を【】で囲む」<「開催間近であることを伝える」<「受講者のメリットを伝える」の順で効果が見られるのではないかと仮説を立てており、仮説通りの結果となりました。
ここでお伝えしたいのは、仮説通りの結果になったから良い検証だということではなく、「仮説通りの結果になった/ならなかった」理由を深掘りし、他のテーマで検証を行う際にも展開できるようにしておくことが重要であるという点です。 1回の検証なので結果がすべて正しいとは言えませんが、今回の検証結果により、セミナー集客のメルマガで効果が出るポイントを一つ掴んだため、今後もこのノウハウを活用してメルマガ配信を行うことができます
このように、検証により分かったことは自社のノウハウとして蓄積し、ぜひメルマガ配信のPDCAにお役立てください。