【メルマガの始め方】手順を初心者でも分かりやすく解説
メルマガは、メールを複数の顧客に対して、一斉にメールを送るだけ・・・ではありますが、法律・技術・効果を上げるためのノウハウなど、気を付けなければいけないことも多くあります。
当記事ではこれからメルマガを始める方に対して、段階ごとに解説していきます。
また、メルマガを始める前に確認しておきたいことや、効果を上げるためのポイントも紹介しています。
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メルマガの始め方を段階的に解説
1.メルマガ運用での具体的な目的を固める
メルマガを始めるうえで大切なことは、目的をある程度明確にすることです。
メルマガでリピーターを増やすのか、見込み顧客に情報提供して顧客化を目指すのかなど、目的によって送る内容・戦略は変わっていきます。目的が明確でないと、送る内容がブレてしまうことや、成功・失敗の効果測定の判断も難しくなってしまいます。
メルマガ登録者を増やすうえでも、どのような内容を送るか明確に提示できないと登録されない場合や、解約の原因になってしまいます。すでに企画書がある場合でも、改めて目的を再確認しましょう。
目的に合わせてどんな内容を、どのように配信したいか戦略を考える
まだメルマガを始めていない時点で明確な戦略を描くのは難しいでしょう。まずはざっくりでもどのような戦略でメルマガ経由での売上向上や目的達成をしていくのかを考えましょう。例えば以下のようなものが考えられます。
- どのような頻度で送るのか
- 内容はデザイン性を高くするのか、簡易的でも量を多くしたいのか
- エリアや顧客属性ごとに違いを出すべきか、一緒でよいのか
- メルマガで紹介する記事・ページからどのように売上・目的達成につなげるのか
メルマガには、セグメント配信や、メールの閲覧状況によって送る内容を変えるシナリオメールなど手法が複数あります。全国展開している店舗を持つ企業であれば、エリアごとにメルマガ内容を分けることも効果的です。BtoBビジネスや自動車・不動産など問い合わせから受注成立までのリードタイム長い場合には、シナリオメールを活用する方法も考えられます。
事項のメルマガ配信を行えるメール配信システム選定にも役立ちます。
2.メルマガの配信方法(ツールを選ぶ)
メルマガの配信方法を考えます。通常業務で使っているメーラーで、BCCにアドレスを入れることでメルマガ配信をすることはできますが、誤ってCCに入れてしまうことなど、個人情報保護の観点からオススメはできません。メルマガを始めるのであれば専用ツールである「メール配信システム」を導入しましょう。
メルマガ配信システムは、当社含めた複数のサービスがあります。選定するためには「どのような戦略でメルマガ」を送りたいかによって機能を選ぶことに加え、以下の視点で選んでいただくとよいでしょう。
- 配信性能(スピード)
メールは大量に配信しようとすると、処理に時間がかかり遅延が発生します。届けたい時間に届かない事態を避けるために、配信性能が十分か確認したほうが良いでしょう。 - セキュリティ面の対策
メール配信は個人情報を扱う業務です。ヒューマンエラーが起きにくいツールであるか、また提供側企業のセキュリティ状況がどうかなど確認するとよいでしょう。公官庁がどの程度導入されているのかも目安になります。 - サポート体制の状況
メール配信システムの利用方法についてのお困りごとだけでなく、メールがうまく届かないというエラーなど、どうしても問い合わせたくなる場面は発生するでしょう。そのため、サポート体制はしっかり整っている企業のほうが好ましいでしょう。 - 使いたい機能込みでの料金
セグメント配信やシナリオメールといった機能があるサービスは複数ありますが、オプション料金で別途かかるタイプと、通常料金の中で使用できるものがあります。料金比較をする場合には「使いたい機能込みの料金」で比較するとよいでしょう。
メール配信システムの選び方
3.メルマガを配信するリストを用意する
配信ツールが整ったら、配信するリストを用意しましょう。この際に気を付けなければいけないのが、特定電子メール法です。「迷惑メール」を規制するために広告や宣伝を含むメール配信を行う場合には、メール配信をする旨の承諾を得なければいけません。そのため、初めてメルマガを送る際に、メール配信の承諾を得ずに取得したアドレスに対しては送らないようにしましょう。
まだ配信するアドレスリストがないという場合には、資料請求やお問合せフォームにメルマガ送付の承諾を得るための項目を作成して募集していきましょう。
メルマガ購読の登録をしてもらう際に、どのような情報を集めるかも検討しましょう。「都道府県」「年齢」などを取得できれば、その属性に合わせた「セグメント配信」が出来るようになります。一方、取得する項目が多いと、メルマガ登録を避けられてしまう場合があります。必要最低限の情報を求めるようにしましょう。
4.メルマガのテンプレートを作成する
メルマガは、毎回ネタを考えていくことが基本ですが、基本的なテンプレートは事前に作成しておきましょう。テンプレート化することで、穴埋め方式でメルマガを作成できるため、効率が良くなります。メルマガのパーツを分けると以下の図のようになります。特に、ヘッダー・フッダーは中身を含めて固定化すると良いでしょう。あいさつ文と本文は、基本的なテンプレートを作成し、配信予定のネタに合わせて中身を差し替えていく形がよいでしょう。
固定化したテンプレートに対しては、定期的にABテストを実施して改善していくのもよいでしょう。
【メルマガのテンプレート】成果につながる作成方法は?
メルマガを始める前に確認しておきたいこと
特定電子メール法を知っておくこと
前項では「メルマガ配信の承諾が必要」とお伝えしましたが、それ以外にもいくつかのポイントがあります。
- メール送信の承諾を証明する記録を保存すること
- 購読の解除ができる仕組みを作り、メール本文にも記載すること
- 送信者の情報を開示すること
破った場合には、罰金などの制裁措置が課される可能性もあるため、よく内容を確認して「知らなかった」を防止しましょう。
特定電子メール法とは?メルマガ運用で注意すべきポイントを解説
メールの送信ドメイン認証をチェック
メールは、非常に多くの迷惑メールが氾濫しています。またメール文章の改ざん・なりすまされてしまうこともあります。それらを防ぐために、正しい送信元から送信されていることを確認できる仕組みである「ドメイン認証」があります。有名なものでは、SPF・DKIM、さらにはDMARC・BIMIといったものがあります。
特に2024年2月の時点では、SPF・DKIM・DMARCの対応ができていないと、一部のメールサービスでは迷惑メールフォルダに届いてしまう可能性があります。
多くのメール配信システムでは、ドメイン認証に対応していますので、確実に設定を行いましょう。
個人情報の管理方法を決める
メールアドレスは、個人情報です。またメルマガ購読の際に取得したデータの中には、重要な個人情報が含まれる場合もあります。流出した場合には、損害賠償だけでなく、会社の信用問題につながります。そのため、取り扱いは厳重にしなければなりません。特にヒューマンエラーが起きないような仕組み作りも必要です。
効果的なメルマガを始めるためのポイント
他社のメルマガを分析する
効果的なメルマガを行うには、「良いものを参考にする」ことが重要です。特に同業種でメルマガに力を入れている場合は、参考にできる可能性があります。
特に配信時間、頻度・レイアウト・内容などは参考になります。
配信する先であるお客様のニーズを改めて分析する
メルマガだけに限りませんが、顧客のニーズ・欲しい情報は改めて分析しましょう。乖離が大きいメルマガを送ってしまうと、解約につながることや迷惑メールに振り分けられてしまうなどのデメリットがあります。特に迷惑メールに振り分けられると、そのメールを送信しているサーバーの評判(IPレピュテーション)が下がってしまい、他の人に対してのメール送信も届きづらくなる場合があります。
解約率に対して恐れ過ぎず、さまざまな手段をテストする
一方、メルマガを始めた場合には、過度に解約率を恐れる必要はありません。恐れ過ぎて週1回顧客に迷惑が掛かりづらい無難な時間のみにして、配信頻度はどの程度が良いのか、配信時間は何時が良いのか、さまざまな実験を重ねて調整していくことをオススメします。
当ブログを読んでいただく
当記事の下部にある「関連する記事」に、効果を上げるためのヒントとなる記事を紹介しています。それぞれお読みいただくことで、より効果的なメルマガを作成できる可能性があります。
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