電話番号だけで便利!SMSから画像・動画が送れる方法を解説
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今回は知っておくと意外と便利な電話番号だけで送れる、画像や動画などをSMSで送る方法をご紹介します。
SMS(ショートメッセージ)で画像を送信・添付する方法を知っておくと、いざというときに便利です。
例えば、相手のLINE IDやメールアドレスを知らなくても、電話番号がわかっていれば、SMSによるメッセージ送信が可能になります。
しかし、スマホ・携帯電話に標準搭載されているSMSではテキストメッセージしか送れないのが難点といえます。
文字情報と異なり、画像や動画は視覚に訴えかけることができるため、地図や現場の状況などを伝えたいときは画像や動画の方が伝わり易いものです。
LINE・メールで画像や動画を送れることはご存知かと思いますが、実はSMSでも画像・動画を送る方法があります。
方法は複数あり、利用している端末などによっても異なります。
■目次
〇SMSで画像を送信・添付する方法とは?
〇SMS送信アプリの利用や、設定の変更だけで画像の送信・添付が可能に
〇SMSアプリ「プラスメッセージ」をつかって画像を送信・添付する方法
・SMSの画像・動画送信に留まらないプラスメッセージの機能
・プラスメッセージの課題
〇事業者向け: SMSで画像や動画を一斉送信することはできるか?
・不特定多数の電話番号リストには送れない
・A2P-SMS送信サービスを利用して画像・動画を見てもらうには?
〇【まとめ】SMSで画像・動画を送るには?
〇SMSで画像を送信・添付する方法とは?
スマホ・携帯電話には標準でSMSの送受信機能が搭載されています。しかし、「標準で搭載されているSMSの機能」では画像が送れません。
そのため、SMSで画像や動画を送るには、「標準搭載のSMS送信機能以外」の、「SMS送信アプリ」を利用して画像を送る方法があります。
この方法では画像や動画の配信に加えてLINEのようなスタンプの利用も可能です。
〇SMS送信アプリの利用や、設定の変更だけで画像の送信・添付が可能に
画像や動画、スタンプといった、いわゆるリッチ配信が可能なSMSアプリとして近年話題になっているのが「+メッセージ(プラスメッセージ)」です。
※プラスメッセージについては後ほど説明します。
〇SMSアプリ「プラスメッセージ」をつかって画像を送信・添付する方法
業界最大となるGSMAという世界各国の通信事業者や携帯電話事業者などが参加する団体があり、その団体の中で世界的に標準化されている次世代規格のRCS(Rich Communication Services)という規格に準拠しているのが+メッセージ(プラスメッセージ)です。
プラスメッセージは2019年5月9日から提供が始まったメッセージサービスで、NTTドコモ、au、Softbankの国内大手3キャリアの各社が共通規格で提供しているSMSプラットフォームです。
Androidに留まらず、iPhone・iPadといったiOSデバイスにも対応しています。
アプリのイメージとしてはLINEのトーク画面に近い感じで、長文のテキストメッセージに加えて画像・動画、スタンプといったリッチ配信が可能です。
LINEとの大きな違いは、「電話番号の情報を元にアカウントが作成」する点です。
そのため、プラスメッセージでSMSを送るためには相手の電話番号を知っていることが必須条件になります。
・SMSの画像・動画送信に留まらないプラスメッセージの機能
①リッチカード機能で画像とテキストリンクを追加
リッチカード機能は、画像+テキストを組み合わせた配信です。テキストはテキストリンクの形式にすることも可能なので商品画像+テキストリンクを送りECサイトの商品ページに移行させることも可能です。
②アクションボタンの設置でインタラクティブなSMSに
トーク内でアクションボタンを設けることも可能です。
例えば、「届け先を変更しますか?」というメッセージに回答・選択肢のボタンを表示させることが可能です。
③公式アカウント機能によるSMSの「なりすまし対策」
プラスメッセージには公式アカウント機能があり、従来電話番号のみでしか送信元を表示できませんでしたが、公式アカウントを発行することで、LINEのようにアイコン+吹き出し形式のメッセージ送信が可能です。
更に、昨今SMSで問題視されている「なりすまし対策」も可能です。
公式アカウントには「認証済マーク」が付きます。
そのため、ユーザーは送信元の認証マークを簡単に確認することができ、送信元の正当性を確かめることができます。これによりユーザーのSMS利用の安全性を担保することができます。
このように、プラスメッセージには画像・動画・スタンプの送信に加えて、その他にも便利な機能が搭載されています。
■参考ブログ:ドコモ、au、ソフトバンク、「+メッセージ」の機能を拡充、企業とユーザーの双方向コミュニケーションがより便利に
・プラスメッセージの課題
8月ごろにNTT docomo、KDDI、Softbankの公式サイトでそれぞれ発表されていた情報では、リリースして間もな7月時点で+メッセージのユーザーが1,000万を超えたという発表がありました。
今後も利用者拡大に向けてキャンペーンなどの実施など、ユーザー拡大が期待されます。
しかし難点としては相手の携帯電話番号が分かっていても、相手もプラスメッセージのアプリを使っていなければSMSが送れないということです。
プラスメッセージはまだリリースされたばかりのメッセージアプリのため、相手の環境によっては他の手段を検討する必用があるかもしれません。
〇事業者向け: SMSで画像や動画を一斉送信することはできるか?
・不特定多数の電話番号リストには送れない
結論から言えば、不特定多数の電話番号に対して画像・動画の送信はできません。メッセージを一斉送信することは可能です。
では、このような用途があるときどのようにしたら画像・動画を見てもらうことができるのかという点について紹介します。
・A2P-SMS送信サービスを利用して画像・動画を見てもらうには?
「プラスメッセージ」には、複数のアドレスを設定して画像を送る機能があります。
一方、事業者が不特定多数(自社サービス・店舗の会員の電話番号のリスト)に一斉送信したいというケースでは「A2P-SMS送信サービス」を利用します。
イメージとしてはCSV(電話帳)形式のエクセルに電話番号をまとめたリストを作成し、そのリストをSMS送信サービス・システムに取り込みます。
あとは作成した文書を取り込んだリストに対して一斉に送ることができます。
しかし、A2P-SMS配信サービス単体では現状テキストメッセージは送れても画像・動画・スタンプといったリッチな配信には対応していないという課題があります。
そのため現時点で、一斉送信に加えて画像や動画も見せたいという場合、テキストメッセージに加えてリンク・URLを設置し、リンク先のページで画像や動画などを見てもらうといった方法があります。
※A2P(Aplication to Person)-SMSは、法人から消費者にメッセージを送信することを指しています。
通常は当社(※)のようなSMS配信事業者のプラットフォームを利用して法人のサーバから消費者の携帯電話にメッセージが配信されるSMS配信サービスである。
※当社(ユミルリンク)では、A2P-SMSのSMS配信サービス「Cuenote SMS」を提供しております。
〇【まとめ】SMSで画像・動画を送るには?
今回はSMSで画像・動画を送信する方法について紹介しました。
端的にまとめると、スマホ・携帯電話に標準搭載のSMS送信機能ではテキストメッセージしか送れないので、それ以外の方法を試す必用があります。
そこでおすすめなのが+メッセージ(プラスメッセージ)の利用です。プラスメッセージは画像・動画・スタンプといったリッチ配信が可能です。操作画面も慣れ親しまれたLINEのようなでSMS送信ができます。
しかし、送受信者双方がプラスメッセージアプを使っていないとメッセージが送れないという難点があります。ユーザーが増加し続けているため今後のアプリの普及率をまつとしましょう。
また。事業者でSMS一斉送信サービスを利用検討する企業は現時点でSMSから画像・動画などのリッチ配信はできないため、URLを張り付けてその先から画像や動画をみてもらうという方法があります。
現時点では活用シーンが少ない、SMSですが実は便利な点がたくさんあります。SMSを活用した最新の事例を知りたい方は是非下記の記事もご覧ください。
※参考記事:SMS配信サービス【メリットと選び方】
SMS関連の資料ダウンロード
キューノート エスエムエス
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