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Yahoo!メールアドレスで新ドメイン「ymail.ne.jp」の提供開始、シンプルな文字列がアドレスに使いやすくなる?

公開日:2022/03/17  更新日:2022/10/26
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Yahoo!メールアドレスで新ドメイン「ymail.ne.jp」の提供開始、シンプルな文字列がアドレスに使いやすくなる?


 ヤフーが提供する無料のWebメールサービス「Yahoo!メール」で、ユーザーに割り当てられるメールアドレスの新しいドメイン「ymail.ne.jp」の提供が3月1日より開始されました。


 ユーザーは「3文字以上の英数字」と「@ymail.ne.jp」の組み合わせから成るメールアドレスを取得可能で、新規ユーザーはもちろん、既にYahoo!メールを利用していて「@yahoo.co.jp」のアドレスを持っている場合でも別途新たに取得できるうえ、同一のYahoo! Japan IDでそれぞれのドメインのメールアドレスを纏めて管理できます。

 今回は、新しいメールアドレスの取得方法や条件に加えて、サービス提供開始から20年を超えるYahoo!メールの歴史や、新規ドメインを提供開始する背景やユーザーにとってのメリットについてもご紹介します。


目次

新ドメイン「ymail.ne.jp」アドレスを取得する方法と条件

Yahoo!メールの歴史とユーザー数の増加

ドメインが新しくなると何がメリットなのか

おわりに



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新ドメイン「ymail.ne.jp」アドレスを取得する方法と条件


 「@ymail.ne.jp」のアドレスの取得は簡単で、Yahoo!メールの設定メニューから「@ymail.ne.jp アドレス作成」を選び、希望する3文字以上の英数字を入力するのみです。アドレスに紐づくYahoo! Japan IDの情報が必要なため、持っていない場合は新規にYahoo! Japan IDの作成を行うこととなります。

 なお、新規にYahoo! Japan IDを取得したユーザーが登録時に発行を希望するメールアドレスで「@ymail.ne.jp」を選択した場合、自動的に「(Yahoo! Japan ID文字列)@yahoo.co.jp」のメールアドレスも作成されます。そのため、メールアドレスのルールを満たすようYahoo! Japan IDに利用できる文字列は「4~31文字までの半角英数字(英字大文字は不可)とアンダーバー(_)」でかつ「最初の文字は英字」と定められています。

 既存ユーザーにとっては「@yahoo.co.jp」アドレスに追加して取得することが可能なため、用途別に使い分けるためのサブアドレスとしての利用にも適しています。ちなみに、新旧2つのドメインに似た「@yahoo.ne.jp」というメールアドレスも存在しますが、こちらはワイモバイルの提供するキャリアメール(Y!mobileメール)に使用されているドメインです。



Yahoo!メールの歴史とユーザー数の増加


 米ヤフーがフリーメールサービス「Yahoo! Mail」の提供を開始したのは、今から25年前の1997年のこと。同年、アメリカではマイクロソフト社もフリーメールサービス「Hotmail」(現Outlook.com)を提供開始。それまでメールアドレスと言えば「ISPが自社ユーザーにサービスの一環として提供するもので、プロバイダに加入して取得する」ことが前提でしたが、大手が相次いでフリーメールサービスを提供開始し、まさに「フリーメール元年」と言える年でした。

 日本ではその2年後、1999年にYahoo! Japanが「Yahoo!メール」の提供を開始。丁度この頃日本では家庭用インターネットが急速に普及し、検索エンジン・ニュースポータルとしての「Yahoo!」利用ユーザーが増加していたタイミングでもあったことからYahoo!メールの利用者も急増。2021年4月現在、Yahoo!メールの月間のアクティブユーザーは2,400万人に上っています。

 Yahoo!メールのアドレスは、デフォルトでは紐づけられた自身のYahoo! Japan IDの文字列(4~31文字)に「@yahoo.co.jp」が付されたものになりますが、2005年からは無料でメールアドレスをUDとは別の文字列に変更できるようになりました。



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ドメインが新しくなると何がメリットなのか


 今回、Yahoo!メールで新しいドメインが提供された背景には、ユーザー数の増大に伴う「メールアドレス取得難易度の高さ」を解消する狙いがあるとされています。


 メールアドレスは先願制のため、アドレスを登録・変更する場合には「同一ドメインにおいてその文字列が誰にも使われていないこと」が前提条件となります。当然、ユーザー数が増えれば同一文字列がバッティングする可能性は増えます。即ち、サービス提供期間が長く、かつ継続的にユーザー数が増えているドメインであればあるほど、希望する文字列が既に使われているというケースが増えます。

 特に、メールアドレスはWebサービス等の登録時に入力を求められるケースが多いことから、複雑な文字列・長い文字列は敬遠される傾向にあります。しかしながら、使える文字の種類には限りがある上、日本でのサービス開始から23年が経過し相当数のユーザーがいることもあり、平易な文字列はおろか少しひねりを加えた程度の文字列も既に使われており、取得に難儀するシーンも少なくないことが推察されます。


 そこで、まだ誰も使っていないドメインを新規に提供することで、「@yahoo.co.jp」では提供が出来なかった平易かつ短い文字列のアドレスも「@ymail.ne.jp」でなら比較的容易に取得ができることが期待されます。当然、ユーザー数が増えれば同じ状況では無くなってきますが、既存のアドレスと並行して利用するサブアドレスとしての性質が強いこと、また既に相当数のユーザーがいることを踏まえれば、直ぐに使える文字列が枯渇する事態にはならないかと想定されます。

 実際、Yahoo!側も今回の新ドメイン提供について「就職・進学を控え新しいメールアドレスを準備したい方におススメ」とアピールしており、フォーマルな用途で難解過ぎないメールアドレスを準備するニーズに応えるスタンスを取っています。希望する文字列が使えないことにより、Gmailをはじめとした競合サービスへ流出するのを防ぐ観点からも今回のリリースはYahoo!にとっても大きなメリットを持つと言えるでしょう。


おわりに


 今回は、Yahoo!メールにおける新規ドメインの提供開始とその背景、メリットをご紹介しました。

日本におけるインターネットの普及と時を同じくしてユーザー数を伸ばしていったYahoo!メールですが、今回のリリースは多くのユーザーを抱えるが故の課題を解決する手段でもあったことが見て取れました。オフラインでの接点が持ちにくい時代、デジタルでのコミュニケーションの価値が見直されつつある中でメールもまた、ユーザーにとってより使いやすい環境となるよう各事業者による改善と進化が今もなお重ねられています。



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