1. Cuenote
  2. メール配信システム・メルマガ配信サービス
  3. ブログ・各種資料
  4. マーケティングブログ
  5. CRMでメルマガ配信はどこまでできる?手順と選び方を解説

CRMでメルマガ配信はどこまでできる?手順と選び方を解説

公開日:2026/09/15  執筆者:福島 竜司

CRMでメルマガ配信はどこまでできる?手順と選び方を解説

CRMを使ったメルマガ配信は、蓄積した顧客データを条件にして配信先を絞り、行動を起点にした自動配信までを一つの画面で回す手法です。同じ文面を全員へ送る一斉配信と違い、購買履歴や問い合わせ履歴に応じて中身を変えられるため、開封やクリックの数字が動きやすくなります。ただし、CRMが得意な領域と、メール配信システムが担う大量配信の安定性は別物です。ここでは配信でできることの範囲、実際の手順、効果と注意点までを順に整理します。


Cuenote FCで成果が見える
メールマーケティングを
Cuenoteシリーズ契約数2,800以上、業界最高水準の継続率99.6%(2024年1月~12月実績)

Cuenote FCはハイスピードな大量配信を得意としながら、効果測定や自動処理も可能で大手企業にも選ばれるメール配信システムです。メールマーケティング機能も豊富で、配信数上限はなく送り放題です!

詳しくはこちら »



この記事の要約

  • CRMのメルマガ配信は、顧客データによるセグメント抽出と行動起点の自動配信が中心
  • 大量配信の到達率や配信基盤の安定性は、メール配信システムのほうが得意
  • 手順はデータ集約、セグメント設計、シナリオ作成、自動化、効果検証の5段階
  • 効果は開封率の改善と、既存顧客へのフォロー漏れの削減に表れる
  • 開封率はAppleのMPPで正確に測れないため、クリック率やCV数での評価が必要

CRMでできるメルマガ配信

CRMでできるメルマガ配信

CRMのメルマガ機能の価値は、顧客データを条件に使って配信先を絞り込み、反応を顧客単位で記録できる点にあります。一方で、すべてのCRMに配信機能が付いているわけではありません。

購買履歴や行動履歴で配信先を絞れる

購買履歴やサイトの閲覧履歴を条件に指定して、送る相手を絞り込めます。特定の商品を購入した顧客だけに関連商品を案内する、資料をダウンロードした企業にだけ事例メールを送るといった配信が、同じ画面で完結する点も利点です。全員へ同じ文面を届ける一斉配信と比べると、一通あたりの情報が読者の関心に近づくため、開封やクリックにつながりやすくなっていきます。

開封率やクリック率を配信後に追える

配信後の開封率やクリック率は、CRM上で顧客ごとに記録されます。誰がどのメールに反応したかが商談履歴と同じ画面に残るため、反応があった相手へ営業が連絡する流れも作りやすくなります。数字が個人単位で残ることは、全体の平均値をレポートにまとめるだけの運用と大きく違う点です。

メールマガジンの開封率とは?

メールマガジンの開封率とは?開封率の基本と、測り方のポイント

配信機能を持たないCRMもある

すべてのCRMにメルマガ配信機能が備わっているわけではありません。CRMの基本機能は顧客情報の管理であり、分析機能や配信機能を持たない製品も存在します。検討段階では、配信機能の有無に加えて、HTMLメールの作成や配信予約まで標準で行えるかを確かめておくと、導入後の手戻りを避けられます。

CRMとメール配信システムとの違い

CRMは顧客との関係を管理する仕組み、メール配信システムは大量のメールを安定して届ける仕組みであり、設計の出発点が異なります。どちらを軸に据えるかは、配信規模とデータ活用の深さで決まります。

CRMは顧客管理を軸に設計される

CRMの中心にあるのは、顧客情報の一元管理です。氏名や連絡先だけでなく、購買履歴、問い合わせ内容、商談の進捗までが同じレコードに集まり、その延長線上に配信機能が置かれています。そのため、配信の条件設計や配信後のフォローは得意ですが、配信そのものの性能はCRMごとに差が出ることが多いです。

大量配信の到達率で差が出る

数万件規模の一斉配信になると、迷惑メール判定を避ける仕組みや配信速度の設計が結果を左右します。メール配信システムは配信基盤の運用に特化しており、認証設定や配信制御の機能も標準で備えています。会員数の多いBtoCの配信や、時間帯を指定した大量送信を前提にする場合、CRMの付帯機能だけでは処理しきれないケースもあります。

配信規模が大きいなら併用する

配信規模が大きい企業では、CRMで顧客データとセグメントを管理し、配信そのものは専用システムに任せる構成が現実的です。顧客データの更新はCRM側に集約し、配信結果をCRMへ戻せば、営業とマーケティングが同じ数字を見られる状態を保てます。まずは既存CRMの配信機能で小さく試し、配信数や運用負荷が増えた段階で基盤を分ける進め方も選べます。

CRMでメルマガを配信する手順

CRMでメルマガ配信をする手順

CRMでのメルマガ配信は、データの集約から効果検証までの5段階で進みます。最初のデータ整備が甘いままセグメント配信に進むと、条件で絞った相手がずれて成果につながりません。

やること

  1. 分散した顧客データをCRMへ集約する
  2. 属性と行動履歴でセグメントを分ける
  3. 対象、タイミング、内容を決めてシナリオを作る
  4. ステップメールやフォローメールを自動化する
  5. 開封率やクリック率、CV数を検証して改善する

手順1:顧客データをCRMに集約する

社内に散らばっている顧客データを、CRMへ集約する作業から始まります。名刺管理ツール、問い合わせフォーム、受注管理表など、複数の場所に分かれた情報を統合し、重複や表記の揺れを整えていきます。基本情報だけでなく、購買日、購入した商品、問い合わせの内容まで記録しておくと、後のセグメント設計で使える条件が増えます。登録する情報を絞り込み、使わないデータを持ち込まない判断も必要です。

手順2:属性と履歴でセグメントを切る

集めたデータは、配信の切り口ごとにグループへ分けます。業種や役職といった属性だけでなく、直近の閲覧ページ、購入からの経過日数、前回メールへの反応といった行動データを組み合わせると、送る理由が明確なセグメントになっていきます。最初から細かく分けすぎると運用が回らなくなるため、まずは3〜5程度のセグメントで始める形が扱いやすいです。

手順3:配信シナリオと文面を決める

セグメントごとに、対象、タイミング、伝える内容の3点を決めてから文面を作ります。展示会で名刺交換した相手に翌日お礼を送る、資料請求から1週間後に事例を届けるといった具合に、行動と配信の対応関係を先に固める形です。文面は売り込みを前面に出さず、相手の課題解決に役立つ情報を主役にすると、開封後の離脱を抑えられます。

手順4:ステップメールを自動化する

作成したシナリオは、CRM上で配信タイミングと条件を設定して自動化します。購入直後のサンクスメール、数日後の使い方案内、一定期間後の関連商品の案内という流れを一度組めば、以降は担当者の作業なしで配信が続きます。開封した人と開封しなかった人で次のメールを分岐させる設定も可能で、手作業では膨大な工数がかかる個別対応を仕組みに置き換えられます。

ステップメールとは?

ステップメールとは?効果的な配信方法とメルマガとの違いは

手順5:開封率とCVRで改善する

配信後は、開封率、クリック率、コンバージョン率、その後の行動を検証して次の配信に反映します。件名、配信曜日、配信時刻を変えて比較すると、どの条件が効いたのかを切り分けやすくなります。開封率は計測が難しくなっている事情もあるため、クリック数や問い合わせ数といった後段の指標を主な判断材料に据える運用が現実的です。

メルマガ開封率の平均は?

メルマガ開封率の平均は?開封率を上げる方法8選を調査データと合わせて解説!

CRMとメルマガを組み合わせる効果

CRMとメルマガを組み合わせる効果

CRMとメルマガを組み合わせる効果は、開封率などの配信指標の改善だけでなく、既存顧客との関係維持にも表れます。少人数のチームでも接点を保てる点が、手作業の運用との差になります。

一斉配信より開封率が上がる

顧客ごとに最適化した配信は、全員へ同じ内容を送る一斉配信より高い反応を得やすくなります。関心のある商品カテゴリの情報や、直近の購入に関連した案内は「自分向けの情報」として受け取られるためです。逆に、必要としていない人にまで同じ内容を送り続けると、開封されないだけでなく、企業への印象を損なうことにもつながります。

メール一斉送信の基本!

メール一斉送信の基本!効果的な配信方法と注意点

解約や離脱を早い段階で止められる

行動データを条件にした自動配信は、離脱の兆しが見えた顧客への早期フォローに向いています。FAQページを何度も見ている、利用回数が落ちているといった変化をきっかけに配信を走らせれば、不満が解約に至る前に接点を作れます。サブスクリプション型のサービスでは継続率が売上に直結するため、利用状況に応じたメッセージ配信が効果を持ちます。

メルマガの解約・配信停止に悩む担当者必見!

メルマガの解約・配信停止に悩む担当者必見!読者の興味をひく6つのコツを解説

既存顧客のフォロー漏れが減る

新規の対応に追われて既存顧客へのフォローが後回しになる状況は、自動配信で解消できます。展示会やセミナーの参加者情報をCRMへ登録すれば、あらかじめ用意した内容が設定どおりに届き、送信忘れも起きません。人的コストを増やさずに接点の回数を保てるため、担当者が1〜2名のチームでも運用が続きます。

担当者が変わっても履歴が残る

配信履歴と顧客対応の記録が同じ場所に残るため、担当者の交代時にも文脈が引き継げます。過去にどのメールを送り、どの案内に反応があったかを後任が確認できれば、顧客に同じ説明を繰り返し求める事態を避けられます。属人的な管理から離れることで、対応漏れや返信の見落としも減っていきます。

CRMを使ったメルマガ配信を実施する際の注意点

CRMを使ったメルマガ配信には、コストとデータ整備の負担が伴います。とくに開封率の計測環境が変わっている点は、成果の評価方法に関わるため事前の確認が必要です。

初期費用と運用工数がかかる

CRMの導入には、利用料に加えてマニュアル整備や社内トレーニングの工数が発生します。配信の設定を担う人が育つまでは、既存の配信方法と並行して動かす期間も見込む必要があります。何の課題を解決するために導入するのかを先に定め、費用に見合う成果が出る規模かを確かめてから進めると、稟議の説明もしやすくなります。

データが不正確だと精度が落ちる

セグメント配信の精度は、CRMに登録されたデータの正確さで決まります。入力する項目と粒度をそろえ、整合性のあるデータを登録する前提が崩れると、抽出条件に合わない相手にメールが届き、配信の効果検証も成り立たなくなります。運用にはマニュアルの整備や担当者への教育も伴うため、導入時点で入力ルールと更新の流れを決めておく必要があります。登録する情報を絞り、管理しやすい状態を保つ工夫も効いてきます。

セグメント配信とは?

セグメント配信とは?効果的な活用方法やメリットを解説

開封率はMPPで正確に測れない

AppleのOSに搭載されたMail Privacy Protection(MPP)により、開封状況を正確に追跡できなくなっています。Apple Mailを使う受信者では、実際に読んでいなくても開封として記録される場合があり、開封率が実態より高く出ることもあります。件名の良し悪しを開封率だけで判断せず、クリック率や問い合わせ数など後段の指標と合わせて評価する形が実務的です。

参考:メールの上部に「リモートコンテンツをプライバシーを保護した形で読み込めません」と表示される場合 - Apple サポート (日本)

まとめ

CRMを使ったメルマガ配信は、顧客データでセグメントを切り、行動を起点に自動配信を組み、クリック率やCV数で改善を回す一連の運用です。開封率だけを追っても実態は測りにくいため、後段の指標まで含めた設計が前提になります。

一方で、配信数が数万件規模になると、到達率や配信基盤の安定性という別の課題が浮かび上がってきます。顧客データの整備、シナリオ設計、配信基盤の運用を少人数で同時に担うと、施策の検証まで手が回らないことも珍しくありません。配信の土台を専用のシステムに任せ、社内の工数を企画と分析に振り向ける選択肢も検討に値します。

Cuenoteは、メール配信システム「Cuenote FC」やSMS配信サービスを提供するメッセージングソリューションです。大企業から中小企業までの配信規模に対応し、大量配信の到達性や運用のしやすさを支える機能を備えています。CRMに蓄積した顧客データを起点に配信を強化したい場合の基盤として、機能や運用体制を確認できます。

メール配信システム・メルマガ【Cuenote FC】 キューノート エフシー


メール配信システムCuenote FC(キューノートFC)は、会員管理やメール配信後の効果測定をグラフィカルに表示。システム連携用APIなども提供しており、一斉配信からメールマーケティングまで行えます。独自開発のMTA(配信エンジン)とノウハウで、時速1,300万通以上(※)の高速配信を実現し、スマートフォンや携帯にもストレスなく高速・確実にメールを届けます。※クラウド型サービス(ASP・SaaS)の実績値


メール配信システムCuenote FC

この記事の著者

福島 竜司
過去に介護・美容の資格情報メディアにて事業統括責任者としてBtoC・BtoB共にメールマーケティング含めた、マーケティング全般の業務に携わる。 ユミルリンクではマーケターとして、メールマーケティングを中心に、メッセージングマーケティングの研究を行い、多くの記事の執筆・編集を行う。またメールマーケティングに関するウェビナー・展示会などのイベントでのセミナー登壇も行っている。 本記事に関しては、企業の公式サイト・公的機関のデータ・当社が調査したデータと、著者の実績を踏まえて実態に即した内容提供に努めています。
この記事の運営企業

東証グロース上場のユミルリンク株式会社は、20年以上にわたり、メール配信システムをクラウドサービス・ソフトウェアとして提供し、メールに関する専門的な技術や運用ノウハウを蓄積してきました。
メール以外にも、SMS配信サービスWEBアンケート・フォームシステムもクラウドサービスとして提供しています。

Cuenoteシリーズの導入に関して
ご不明な点がございましたら
お気軽にお問い合わせください

ユミルリンク株式会社
受付時間 平日 10:00〜18:00
WEBからのご契約はこちら
ページの先頭へ
多機能・高速・確実に届く!