メルマガの配信停止に悩む担当者必見!読者の興味をひく6つのコツを解説
メルマガは顧客にアプローチできる効果的な手段のひとつですが、配信停止された場合は送信することができなくなります。さらにはGmail送信者ガイドラインを代表するように、迷惑メールフォルダに移動されてしまう率が高いと、多くのユーザーに対して正しく届かなくなる可能性もあり、配信停止に対する対策の重要性は増してきています。
本記事では、メルマガを配信停止される主な理由を踏まえて、顧客の興味を引いて配信停止を防ぐための6つのコツをご紹介します。
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メルマガの「解除率」は要チェック!
メルマガの配信停止対策を行う前に、まずは自社のメルマガの解除率を把握しておきましょう。解除率とは、配信したメルマガの到達数に対して配信停止手続きをされた割合のことです。具体的な数値は、以下の式で求められます。
解除率(%)=配信停止数÷メール到達数×100
メルマガを配信停止されるとリーチが減少し、見込み顧客や将来的な売上が失われてしまいます。そのため、メルマガをマーケティングに用いるうえで解除率は非常に重要な指標です。
メルマガの一般的な解除率は、0.1〜0.5%といわれています。例えば登録者数が1,000人なら、1〜5人には配信停止手続きをされるという計算です。解除率は業種や配信したメルマガの内容などによって変わってきますが、この割合をひとつの判断基準にしてください。
自社のメルマガの解除率を計算して0.5%を超えるようなら、メルマガの内容を見直すなど早急に対策を行いましょう。
Gmailなど一部にて迷惑メールフォルダへの移動には厳しい要件も
Gmailの送信者ガイドラインでは「Postmaster Tools」で報告される迷惑メール率 を「0.10% 未満に維持し、迷惑メール率が決して 0.30% 以上にならないように」との記載があります。
メルマガの配信停止方法には、購読停止フォームなど正しく停止する方法だけでなく、迷惑メールフォルダに振り分け、実質的に配信停止する方法もあります。配信停止の流れをわかりやすく簡単にすることはもちろんのこと、そもそも配信停止・解約を増やさないようなメルマガ運営が重要です。
読者がメルマガを配信停止する4つの理由
企業の順調な経営のためにはメルマガの解除率を抑える必要がありますが、具体的な対策を実施する前に「そもそもなぜ配信停止されてしまうのか」を考えることが大切です。
下図、2022年に当社実施の調査を元に、読者がメルマガを配信停止させる主な4つの理由を紹介します。
興味のある情報がない
メルマガの購読停止理由の1位が、「興味のない情報ばかりが届いたとき」であり、その他の理由を大きく引き離しています。割合ではアンケートに答えて頂いた約1,000名の半数以上です。
また、同調査にでは購読を続けたいと感じるときの理由の上位は「役立つ情報が届いたとき」「お得・セール情報が届いたとき」です。
企業側が伝えたい情報ばかりになることや、顧客の求めているものとズレたものを送ってしまうと配信停止される可能性があります。解除率が高い場合は配信したメルマガを見返して、顧客が求める情報が盛り込まれているか確認しましょう。
またメルマガに登録したときと状況が変わり、メルマガが不要になったケースも考えられます。例えば転職に関する情報を配信しているメルマガは、転職に成功した後には不要でしょう。顧客が卒業するようなビジネスモデルの場合には、顧客から停止希望がなくとも、停止する仕組みがあったほうがよいでしょう。
そもそも購読する意思が低かった・覚えがなかった
特定電子メール法に伴い、メルマガ送付前には送信の同意を得ているはずですが、顧客側では同意した覚えがない・意思が低かったということが考えられます。
例えば、資料請求・問合せフォームに小さくメルマガ同意について記載されている場合、顧客が認識しないままメルマガに同意してしまっているケースがあります。また、メルマガは受け取りたくないが、問合せするためには登録が必要の場合には、購読する意思が低い場合があります。
購読者を増やす=メルマガの効果を上げるためには、行いたい施策です。しかし、解約率が増えてしまう場合には、届けたい人に届かなることや、ブランド毀損にもつながります。
その他にも、会計時にメルマガ登録をすることで「値引きをする」という場合にも、購読意思は低い可能性があります。
メルマガ登録することで、どういうメリットがあるのかを伝え、正しく登録してもらえるようにしましょう。
配信が多すぎる
メルマガの内容に興味があったとしても、配信の頻度が高すぎると配信停止される可能性が高くなります。「量が多すぎてほかのメールが埋もれてしまう」「読みきれなくて未読のメルマガが溜まってしまう」など、読者の負担になるため注意してください。
配信頻度が高すぎて読者に嫌悪感を持たれると、メルマガを配信停止されるだけでなく企業やブランドそのものへの印象も悪くなってしまいます。読者に届けたい情報が多くあったとしても、1通にわかりやすくまとめて量を抑えるなど、配信数が多くなりすぎない工夫が必要です。
内容が読みにくい
メルマガの内容が読みにくいと、いくら興味がある内容でも読み疲れたり面倒だと思われたりして、読者に読んでもらえません。例えば、「文字が多すぎる」「構成が悪い」「HTMLメールのレイアウトが崩れている」などのメルマガは、読者の購読意欲を損ねてしまうため注意してください。
一般的に、メルマガに適している文字数は800字から1,000字程度といわれています。多くの内容を盛り込みたい場合でも、1通あたりの文字数が1,000字を大幅に超えないように意識しましょう。
スマートフォンとパソコンで1行あたりの文字数や表示形式が異なるため、メルマガがどの端末で閲覧されることが多いのかによっても読みやすさの印象が変わってきます。読みやすさを考慮して、パソコン宛てなら1行あたり36文字程度、スマートフォン宛てなら1行あたり15〜20文字程度で改行を入れるのがおすすめです。
『読んでもらえる』メルマガにする秘訣とは?メルマガテンプレートのメリットも紹介
メルマガの配信停止を防ぐ6つのコツ
メルマガの配信停止理由について理解したうえで、読者に配信停止されないための対策を行う必要があります。ここでは、メルマガの配信停止を防ぐ具体的な対策を6つ紹介するので、ぜひ実践してみてください。
1.読者ごとにセグメント配信をする
読者全員に同じ内容のメルマガを配信している場合は、「セグメント(Segment)」配信を取り入れましょう。セグメント配信とは、性別・年齢・居住地域・購入履歴といったデータで顧客を区分けし、グループごとに配信内容を変える方法です。
この顧客グループをセグメントといい、それぞれのセグメントに関連性の高い内容のメルマガを配信することで、「内容に興味がない」という理由での配信停止を防ぎます。
顧客はそれぞれ異なる興味を持っているため、全員に同じ情報を配信してもニーズにマッチしない読者が出てきてしまいます。例えば、「特定の地域に住む人に地域限定品のキャンペーン情報を配信する」「セール情報は商品のターゲット属性の顧客に絞って配信する」など、メルマガの内容に合わせて配信対象を変えるのがポイントです。
セグメント配信によってメルマガの内容に興味を持ってもらいやすくなり、開封率やクリック率の向上、解除率の低下などが期待できます。また、宛先を絞ることで読者1人あたりに配信するメルマガ数が減り、「配信が多すぎる」と感じにくくなるのもメリット。
セグメント配信を行う際は、顧客のセグメント化やそれぞれのセグメントに応じたコンテンツ作成などに手間とコストがかかる点に注意してください。
2.配信する時間帯や頻度を見直す
配信頻度が高いと読者がメルマガを鬱陶しく感じて配信停止されやすくなるため、適度な配信数を心がけることが大切です。
ただし、コンテンツの内容や事業の特性によって適した配信頻度は変わってきます。例えば、ファッションなど商品の入れ替わりが激しいジャンルやニュースを取り扱うメルマガの場合は、配信頻度が低いと情報の鮮度が落ちてしまうため、週1〜2通ほどの配信頻度がおすすめです。
配信頻度に加えて、配信する時間帯も見直してみてください。読者のライフスタイルを考え、時間に余裕があって読みやすい時間帯に配信すると効果的です。
3.定期的にキャンペーン情報を送る
クーポンやお得なセール情報を求めてメルマガに登録する人も少なくありません。2021年に株式会社エイジアが実施した調査では、メルマガに求めるものとして76%の人が「キャンペーンやセール・クーポン」と回答しました。
お得な情報を求めてメルマガに登録したのに、新商品のリリース情報やお役立ちコラムなどしか配信されてこないと、配信停止してしまう人が多いでしょう。解除率を下げるには読者のニーズを満たすことが重要なので、定期的にクーポンの配布やセール情報の告知などを行うのがおすすめです。
クーポンを配布する際には、有効期限を設定しましょう。有効期限がないと「いつでも使える」と思われて、読者の印象に残りません。そのほか、「お誕生日クーポン」「リピート購入で使えるクーポン」など、属性や購入履歴によって内容を変えるのも効果的です。
4.魅力的な件名や読みやすいレイアウトにする
メルマガを受信したとき、読者が最初に目にするのは件名です。まず件名を見て興味があるかどうかを判断するため、件名は非常に重要な要素であることを意識しましょう。件名に興味が持てないとメルマガを開封しない人も多いため、読者が「読みたい」と思えるような件名をつける必要があります。
「クーポン配布中」「期間限定セール」のようにキャッチーな表現を入れたり、「リピート率80%」など具体的な数値を用いたりして、読者の興味を引きましょう。メールの件名は途中で途切れてしまう可能性があるため、これらの表現は件名の前半に入れるのがポイントです。
件名に興味を持ってメルマガを開封しても、本文が読みづらいと読む意欲が削がれてしまいます。デバイスによってレイアウトが崩れることもあるため、パソコンとスマートフォンの両方で正しく表示されるかどうかの確認を忘れず行いましょう。
差し込み機能を使って文面に顧客名を入れて特別感を出したり、ABテストで反応の良かった内容を採用したりするのも効果的です。
メルマガサンプル紹介!思わずクリックされる件名のコツと書き方
5.配信停止される理由を調べる
配信停止対策を実施する際には、そもそもなぜ読者に配信停止されてしまうのか理由を把握することが大切です。配信停止の理由がわかれば的確に対処でき、配信停止されにくいメルマガにブラッシュアップできます。
例えば、配信頻度の高さが原因で配信停止されているのに、本文のレイアウトを見直してもあまり効果はないでしょう。このように、配信停止の理由を正しく判断できていないと、見当違いの対策に時間を取られることになりかねません。
配信停止される理由を調べる方法としては、メルマガの解約フォームに配信停止の理由を尋ねる簡単なアンケートを設置するのがおすすめ。手軽に回答してもらえるように、「配信頻度 多い・適切・少ない」などチェックを入れるだけで回答できる形式のアンケートにしましょう。記述式のアンケートは読者の負担になり、回答してもらえない可能性があります。
6.効果測定を行う
効果測定とは、配信したメルマガに関するさまざまな情報を数値化し、マーケティングの成果を確認することです。メルマガの効果測定でチェックしたい代表的なデータとして、以下のようなものがあります。
- 到達率:配信成功数÷配信数
- 開封率:開封数÷配信成功数
- コンバージョン率:目標達成数÷配信成功数
- 直帰率:リンク先でアクションを起こさず離脱した人数÷メルマガのリンクをクリックした人数
- 解除率:配信停止数÷配信成功数
これらのデータを確認することでメルマガに対する読者の反応が明確になり、問題点の把握や改善策の検討に役立ちます。例えば「開封率(Open Rate)」が低い場合、件名で読者の興味を引けていない可能性があるため、件名を改善して再度開封率をチェックしてみましょう。
効果測定は1回で終えるのではなく、一定期間ごとに実施することが大切。効果測定と改善を繰り返してPDCAサイクルを回し、メルマガの最適化に取り組みましょう。解除率の低下やマーケティング効果の向上が目指せます。
メルマガの配信停止を防ぐおすすめツール
メルマガの効果をより高めたいなら、より優れた機能を持つメール配信システムに変更するのも方法のひとつ。メルマガの配信停止を防ぐのにおすすめなのが、『Cuenote FC』です。
Cuenote FCは、メール配信エンジンが自社開発した高性能なメール配信システムで、業界トップクラスの配信スピードや到着率を誇ります。HTMLエディターやABテスト、セグメント配信やシナリオメールなど、効果的なメルマガ配信に欠かせない幅広い機能を備えているのが特徴です。
これらの多彩な機能を活用すると、配信停止を防ぐ以下のような対策が可能になります。
- 開封やクリックなど読者の行動に合わせた内容のメルマガを配信する
- 読者ごとに異なるキャンペーンや広告を配信する
- 割引コードを発行してメルマガ本文に差し込む など
大企業や官公庁を含め2,000以上の導入実績があり、サービス品質について高い評価を得ています。導入前から専任の担当者や技術者による細やかなサポートを実施しているので、メルマガ配信に十分なリソースを確保できていない場合でも安心です。
まとめ
メルマガの配信停止を防ぐには、読者が興味を持てる有益な情報を適切な頻度で配信することが大切です。メルマガの解除率の高さにお悩みの方は、今回紹介した6つのコツを参考に、自社のメルマガの質を高める対策を実施してみてください。
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