メルマガの効果がイマイチと感じる時にチェックすべき5つのポイント
今では個人の必須アイテムといえるスマートフォンの普及に伴い、一人ひとりに合わせたメルマガコンテンツを無駄なく届けやすくなっています。
幅広い年代で購読されるメルマガですが、配信側と購読側の距離が近くなったぶん、より細かな配慮も必要になってきています。
今回は、配信中のメルマガの効果がイマイチと感じる時にチェックしていただきたいポイントをご紹介します。
1.HTMLメールが崩れている
見た目の印象は重要です。
スマホやタブレットなどモバイル向けのHTMLメールは、以前に比べるとデバイスによっては表示を整えてくれるタイプも増えていますが、いまだ頻繁に耳にするのが、「HTMLメール崩れ」に関するものです。
過去のブログ「スマホ読者に嫌われるメルマガ5つの特徴」や、ホワイトペーパー「よくあるトラブルから学ぶ HTMLメールの基本編」などでも紹介していますが、 作成後はテスト配信を行い、デバイスやブラウザ、メーラーによる崩れがないか表示確認を行ってください。
また、HTMLメール文書内に「正しく表示されない方はこちら」というリンクを配置している方も多いかと思います。文言のとおりHTMLメールがきちんと表示されない方の数がわかりますので、クリック計測が可能なメール配信システムを利用中であれば、クリック数を目安にしてみてください。
2.URLが間違っている、または無効
せっかくクリックされたのに誘導先であるページが違っている、または存在しないパターンです。
一般的なメール配信システムであればテスト配信機能が備わっていますので、ぜひ活用してリンク切れになっていないかどうか、または全く違ったページのURLになっていないか確認してみてください。
3.エラーアドレスを放置している
そもそも配信先に届いていないパターンです。
せっかく苦労して収集した購読者ということもあり、配信先から除外することは心苦しいご担当者も少なくないとは思いますが、エラーで結果的に送れないアドレスのクリーニングは必ず行なってください。
主なエラーの種類は以下が挙げられます。適切に判断し定期的に処理を行ってください。
ハードバウンス
恒久的な理由でメールが送信者に返される場合です。ドメインが正しくなかったり、存在しないメールアドレスなどの理由により、無効なメールアドレスとされています。
ソフトバウンス
一時的な理由で配信できなかったメールアドレスです。ファイルが大きすぎるか、受信者の受信ボックスが一杯になった時などに発生します。
一般的なメール配信システムでは
- ・届く見込みのないメールアドレスをメール配信の対象から除外
- ・届く見込みのないメールアドレスを配信リストや会員DBから削除
といった方法が選択でき、エラーの回数も任意に設定できる機能が備わっている場合もあります。ぜひお使いのシステムを確認し、早速設定することをお勧めします。
4.パーソナライズメールのセグメントが見当違い
メール配信システムでは、セグメント機能が基本的に備わっており、購読者をある程度分類することでターゲットに適したコンテンツを配信することが可能です。
よく見かける好ましくないケースとして、年齢で大きく括ることの危険性をご紹介します。
年齢で "○○世代" という枠で大きく括る
年齢はセンシティブな個人情報です。
メルマガ発行側の「この年代は "〇〇世代" だから」といった思い込みからセグメントを行うことは、押し付けにしか受け取られない事があります。
例えば近年では、60代以上を "シニア世代" という大きなくくりにしてしまうことで、メルマガ受信者にとっては「俺はまだ若いのに!」「お年寄りだなんて失礼な!」と不快感を与えてしまい、メルマガ発行元の印象にもマイナスの影響が出るおそれがあります。
このような場合は、メルマガの内容や文言に工夫をしてネガティブな印象を回避します。例えば「老化防止」ではなく、「健康や体力の向上」にするなどが挙げられます。
5.退会方法がわかりづらい
3とは逆に、届いているけれど受信者にスパムとして認識されてしまっているパターンです。
購読解除に手間を要したり、退会方法がわかりづらいために、手っ取り早く「迷惑メール」扱いにしてしまう読者も少なくはありません。この場合、迷惑メールボックスに自動的に振り分けられていたとしてもメーラーには届いているため、メール配信システムの計測上では到達したとしてカウントされます。
つまり、開封率やクリック率の数値において、正確さを欠いてしまうことになります。このような状態を避けるためにも、退会処理方法は重要です。理想は1ステップで退会可能なつくりにすることをお勧めします。
まとめ
メルマガは手軽で便利なツールである一方、購読者に不快感を与えるリスクとも隣り合わせです。
今回挙げたような配慮も必要であることを覚えておいていただけたらと思います。
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