SMS(ショートメール)で既読を確認するには?チェックマークの意味と設定方法を解説
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SMSをマーケティングに活用する場合、どれくらいメッセージを読んでもらえたのかは把握しておきたいところでしょう。しかし、SMSの既読を確認する方法はあるのか、チェックマークがついていれば既読と判断して良いのかと悩む方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、SMSの既読を確認する方法やチェックマークの意味などについて解説します。
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Cuenote SMSは1通6円からの業界最安水準の価格で、携帯電話の番号宛にメッセージを送信するSMS送信サービスです。専用ソフトは不要でPCや既存システムから簡単にSMSを送ることができ、ほぼ確実に読まれます!
SMS(ショートメッセージサービス)とは
SMSとは、「ショートメッセージサービス」のアルファベット頭文字を取ったもので、携帯端末の電話番号で短いメッセージを送受信することができるサービスです。
国際規格なので、電話番号さえ知っていれば世界中の携帯端末からテキストメッセージのやりとりができます。基本的には、テキストのみの送受信が可能です。
SMS(ショートメール)は既読機能がある?
SMSに既読機能はありません。
既読を確認することができない理由は、通信経路にあります。
通信経路では、SMSは電話と同じく電波を介して通信を行うため、送信されたメッセージが相手に届いたことを確認することができますが、その後の相手の行動は把握できません。
一方、LINE等のSNSやメッセージアプリでは、インターネットを介して通信を行うため、メッセージ送信後の状態まで確認することができ、相手がメッセージを開いた瞬間に既読状態が確認できるようになっているのです。
メールはインターネットを介しているが開封確認できない?
メールはインターネットを介していますが、一般的に開封は確認できません。なぜなら、SMSと同じく1社独占で提供しているサービスではないため、受取り手の情報を送り手に送る機能が付けられないためです。
ただし、インターネット通信のため技術的に開封を確認することはできます。画像を埋め込むことができるHTML形式でメールを作成し、管理しているサーバーにアップした画像を埋め込むことで、相手がメールを開いたさいにサーバーへ画像を読み込むためのアクセスが生じるため確認することができます。
SMS(ショートメール)のチェックマークの意味は?
SMSで送信したメッセージの横に、「チェックマーク(✓)」がついていれば既読だと判断している方もいるのではないでしょうか。
しかし、SMSのチェックマークは、メッセージをきちんと送信できたことを知らせるものです。メッセージが既読かどうかを表すものではないので、「チェックマーク=既読」と判断しないように注意しましょう。
SMS(ショートメール)の既読を確認できるメッセージアプリ
ここからは、既読確認できるメッセージアプリを2つご紹介します。
+メッセージ
+メッセージとは、docomoやau、SoftBankの大手キャリア3社が共同で開発したSMSアプリで、2018年5月からサービスが開始されています。
アプリをダウンロードする必要はあるものの、これら3社のうちのどこかと契約していれば、誰でも利用できる点が魅力です。 通常、SMSの文字数は670字までに制限されていますが、+メッセージであれば2,730字までの文字を送信できるという特徴もあります。 さらに文字だけではなく、画像や動画、スタンプなども送れるため、普通のメッセージアプリとしての利用も可能です。
+メッセージの利用料金は?
+メッセージのアプリダウンロード、月額利用料金は無料です。
また、+メッセージサービス利用者同士なら、パケット通信料でメッセージのやりとりをすることができます。送信相手が+メッセージサービス利用者かどうかは、連絡先一覧に表示されます。 送信相手が+メッセージを利用していない場合はテキストのみのSMSメッセージを送ることが可能です。
+メッセージで既読(開封)を確認する方法とは
+メッセージでは、相手がメッセージを開封したかを確認することができます。
+メッセージでショートメッセージが開封されているかどうかは、メッセージの送信時間とともに表示されているアイコンによって確認することが可能です。
このアイコンはメッセージの配信状態を表示するものであり、既読されると青いダブルチェックマークが表示されます。 そのほか、相手側でメッセージが受信だけされた状態は灰色の大きなチェックマーク、メッセージ送信に失敗した場合は赤いバツマークが表示され、アイコンが表示されていない場合はメッセージの送信ができているものの、相手側には届いていない状態を示します。
iMessage
iMessageはiPhoneやiPadなど、Apple社の製品を使用している人同士で利用できるサービスです。
AndroidなどApple社の製品以外の人に対しては、自動的にSMSに切り替えられ、ショートメッセージを送信することができます。 サービスを利用する際、Apple社の製品同士であればアプリ下のメッセージ欄に「iMessage」と表示され、相手がAndroidなどの場合は自動的に切り替わって「SMS/MMS」と表示されます。 なお、「iMessage」として利用する場合には既読機能が利用できるだけではなく、文字数に制限がなく、画像や動画などを添付することも可能です。
iMessageの利用料金は?
iMessageはApple社の製品同士で送信する場合、データ通信の定額制プランに加入していれば送信料がかかりません。
iPhoneやiPadに入っているメッセージツールを使ってアップル社の製品同士でやり取りするときは、自動的にiMessageに切り替えて送信されます。 Apple社製品同士でメッセージ交換をするときは既読機能が使えますが、Android端末とのやり取りでは使えないので注意しましょう。
iMessageで既読を確認する方法とは
iMessageの既読表示の設定方法を紹介します。
iMessageはAppleのOS専用のサービスのため、端末から直接操作が行えます。詳しい手順は以下の通りです。
- 端末の「設定」アプリを起動
- 「メッセージ」→「iMessage」をオン
- 「開封証明を送信」をオン
iMessageは送信側から受信者の既読通知を設定するのではなく、メッセージ受信側で既読通知を設定しなければならない点に注意が必要です。
SMS(ショートメール)の既読をメッセージアプリで確認する際の注意点
メッセージアプリを利用すればSMSの既読を確認できますが、企業が活用する場合にはいくつかのデメリットがあります。
特に一斉送信後の効果測定を行いたい場合は、メッセージアプリの使用は現実的ではありません。なぜメッセージアプリの使用がおすすめできないのか、その理由を解説します。
1通ずつ確認する必要がある
メッセージアプリには、送信したメッセージが既読されたかどうかを一括で確認する機能がありません。そのため、1通ずつ地道に既読かどうかをチェックする必要があります。
何通か送るだけなら、1通ずつチェックするのにさほど問題はないでしょう。しかし、大量にメッセージを送った場合は、既読確認に膨大な手間と時間がかかります。費用対効果を考えると、メッセージアプリは1000件を超えるような大規模なSMS配信には向いていないといえるでしょう。
受信者側もメッセージアプリのインストールが必要
SMSはスマートフォンの機種やキャリアに関わらず利用できますが、+メッセージやiMessageは受信者にメッセージアプリをインストールしてもらわなくてはなりません。
現在(2024年5月時点)、iMessageはiPhoneやiPadに標準で搭載されていますが、受信者側がiMessageの設定をオフにしている可能性もあります。AndroidユーザーにもiMessageを送信できますが、SMSやMMSに切り替わるためメッセージアプリを利用する意味がなくなってしまうのです。
受信者がアプリをインストールしているかはわからないので、企業がマーケティングに活用するには不安要素が多いといえます。
機種変更によって送れなくなる場合がある
+メッセージやiMessageは、一部通信事業者では非対応のアプリです。受信者がメッセージアプリをインストールしていても、機種変更すると+メッセージやiMessageが使えなくなる場合があります。
アプリ非対応のデバイスにメッセージを送ると自動でSMSかMMS切り替わるので、メッセージアプリを活用する理由がなくなるでしょう。
SMS(ショートメール)配信の効果測定をするならSMS配信サービスが便利!
SMS配信の効果測定をしたいのであれば、メッセージアプリではなくSMS配信サービスを導入するのがおすすめです。なぜSMS配信サービスをおすすめするのか、理由をみていきましょう。
SMS配信サービスとは
SMS配信サービスとは、SMSをさまざまな用途で配信するためのサービスです。ビジネスでSMSを活用する際に便利な機能が搭載されています。
通常のSMSでは、各担当者の携帯電話やスマートフォンから個別送信する方法のみですが、SMS配信サービスならPCからの個別または一斉送信が可能です。不透明性がなくなり管理しやすくなるほか、セキュリティ面にも優れています。
SMS配信サービスでクリック率を把握する方法
SMS配信サービスを導入してもメッセージの既読は確認できません。しかし、SMS配信サービスにはメッセージ内に記載したURLのクリック率を測定する機能があります。
ただメッセージを読んだだけではなく、内容に興味をもってURLをクリックした人数が把握できるので、よりマーケティングに活用しやすくなるでしょう。
「Cuenote SMS」なら配信結果が網羅的にわかる!
ユミルリンクが提供する法人向けSMS配信サービス「Cuenote SMS」は、分析に役立つ機能が豊富でメールマーケティングに便利に活用できます。初期費用不要で1通6円からと、コスト面も優れているのが特徴です。
ここでは、SMSをマーケティングに活かしたい担当者の方におすすめの「Cuenote SMS」の機能を2つ紹介します。
おすすめ機能1|URLクリックカウント
SMSの効果測定をしたい方におすすめの「Cuenote SMS」の機能が、URLクリックカウントです。SMSのメッセージ内に設置したURLが、何人の受信者にクリックされたかが把握できます。
▼URLクリックカウント機能でわかること
- 総クリック数
- ユニーククリック数
- クリック率
- キャリア比率
- クリックされた時間帯 など
URLごとの上記のような情報が表示されるため、力を入れるべきコンテンツや、反応の良い時間帯を把握でき、効果を高めることができます。
また未クリックの電話番号は一括または配信単位でダウンロードできるため、未反応なユーザーに絞ってSMS送信することも可能です。
おすすめ機能2|SMS配信レポート
SMS配信レポート機能も、「Cuenote SMS」のおすすめ機能です。SMS配信後の結果をレポートで確認できます。
▼SMS配信レポート機能でわかること
- SMS配信数(成功数+失敗数)
- 成功配信数
- 失敗配信数
- 送信失敗理由
- SMS配信した通数 など
例えば、SMS配信にかかるコストを月ごとで算出したい場合は、期間を設定してSMS通数を確認することができます。
「Cuenote SMS」に興味がある、SMS送信サービスを導入したいと思った方は、ぜひ下記から資料請求・お問い合わせください。
企業がSMS送信サービスを利用するメリット
企業がSMS配信サービスを利用することには、効果測定ができる以外にもさまざまなメリットがあります。特に注目したいのが、下記の3つのメリットです。
- 一斉送信ができる
- 配信効果を高める機能が利用できる
- 既存システムと連携すれば業務効率化につながる
各メリットについて詳しくみていきましょう。
一斉送信ができる
通常SMSを送信するには、受信者それぞれに個別でメッセージを送信する必要があります。受信者が多ければ、かなりの時間がかかるでしょう。しかし、SMS配信サービスがあれば、受信者全員にメッセージを一斉送信できます。
複数の人にまとめて送信する方法として郵送もありますが、SMSのほうが郵送よりもはるかに低コストです。
SMSはテキストのみのメッセージを送受信するサービスであり、ポップアップで表示されるため開封率も高いといわれています。特に視覚的情報を必要としない、簡潔で重要なお知らせの送付に効果があります。
配信効果を高める機能が利用できる
SMS配信サービスを利用すると、配信効果をより高める機能が利用できるのもメリットです。SMS配信サービスによって搭載している機能は異なりますが、多くのサービスで下記のような機能が利用できます。
- セグメント機能
年齢・性別など登録されている情報の属性ごとにセグメント分けし、セグメントに応じた配信を行う機能 - 長文対応機能
最大660文字など、文字数が多いメッセージを送信できる機能 など
また、SMSの予約配信機能やSMS不達の際に再送する機能など、業務の負担を減らすのに役立つ機能が備えられているサービスもあります。
既存システムと連携すれば業務効率化につながる
SMS配信サービスと既存システムを連携させるとSMSを自動配信できるようになり、よりスピーディーに情報を配信できるようになります。手作業でSMSを配信する必要がなくなるのでミスが減り、業務効率化に役立つでしょう。
SMS配信サービスを導入する際は、事前に既存システムと連携できるかどうかを確認しておくことをおすすめします。
【補足】SMSを既読してもらう工夫も押さえておこう!
一般的に開封率が高いとされているSMSですが、迷惑メールと間違われて読んでもらえないケースもあります。
そのため迷惑メールと間違われないように、SMSを読んでもらうための注意点や、見てもらいやすいキーワードなどを把握しておきましょう。特に下記の3点は、SMSの開封率を上げるのに押さえておきたいポイントです。
- 公式の電話番号を使用する
- 企業名・サービス名を本文に記載する
- 送信相手の名前を記載する
上記の3つのポイントについて、詳しく解説します。
公式の電話番号を使用する
知らない電話番号から届いたSMSは、迷惑メールと判断されやすくなります。SMSを配信する際は、自社サイトなどインターネット上で公開している公式の電話番号を使用するようにしましょう。公式HPで、「SMSはこちらの電話番号から送信します」などの文言とあわせて記載しておくと親切です。
インターネット上で公開している電話番号が好ましい理由は、心当たりのない電話番号からSMSが届いたときに、インターネットで検索してみる人が多いからです。
検索で公式の電話番号が確認できれば、とりあえず内容を確認してもらえる確率が高まります。
企業名・サービス名を本文に記載する
公式の電話番号を使う理由と共通していますが、SMSの送信元がわからないと、受信者側に怪しいと思われてしまいます。
送信元がひと目でわかるように、企業名・サービス名を本文に記載しておきましょう。だれから届いたSMSなのかがわかれば、信頼性が高いと判断されやすくなります。
ただし、最近は有名企業のふりをする怪しげなSMSが届くこともあるため、受信者の警戒心が高まっています。
企業名・サービス名に加えて電話番号を記載するなど、できるだけ受信者に情報を開示するよう心がけましょう。
送信可能な文字数が少ないのに、企業名や電話番号を載せると必要な情報が届けられないと思う方もいるかもしれません。このような場合は、必要な情報を別途自社サイトなどに掲載し、本文にそのページの短縮URLを記載すれば問題が解決します。
SMS送信サービスにはURLの短縮機能なども備わっているため、便利に活用しましょう。
送信相手の名前を記載する
SMSの本文内に送信相手の名前を記載するのも、開封率を上げるのに有効です。自分の名前が正しく記載されていると、信頼性がアップするためです。必要であれば担当者の名前を記載しておくと、よりSMSが開封されやすくなります。
SMS配信サービスなら、登録されている情報から自動で本文に氏名などの情報を記載するため、手作業で登録する手間が省けます。
「Cuenote SMS」の属性差し込み機能では、送信先番号ごとに名前や会員ステータス、保有ポイントなどの異なる情報を差し込んでSMSを送信できます。開封率アップだけでなく顧客満足度の向上にも役立つため、ぜひご活用ください。
さいごに
SMSには既読を確認する機能が備わっていません。メッセージの横につくチェックマークは既読かどうかではなく、SMSが正常に送信されたことを示しているので間違えないよう注意しましょう。
SMS配信サービスを導入すれば、既読かどうかは確認できないものの、本文内に記載したURLがクリックされたかどうかがチェックできます。顧客の興味・関心が判断できるので、単に既読かどうかがわかるよりも有用な情報だといえるでしょう。
そのほか、SMS配信サービスにはSMSの一斉送信や自動送信、SMS配信レポートなど便利な機能が備わっているので、ぜひ導入を検討してみてはいかがでしょうか。