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【2024年最新】メール配信システム比較10選!機能やサービス比較、目的別の選び方。おすすめポイントを解説!

公開日:2017/06/13  更新日:2024/04/04
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メール配信システム比較のポイントは?

メルマガ(メールマガジン)を始め、ステップメール・シナリオメールなどさまざまな手法が定着しつつある「メールマーケティング」。そこで必要不可欠なのが「メール配信システム」の活用です。

なぜなら、私たちが普段使用しているGmailやYahoo!メール等のWebメールサービスや、Outlook、thunderbird等のメールツールでは、1日に送ることができるメール配信数に上限があることや、購読停止対応の管理が大変など課題が多いため、メールマーケティングを行うことが非常に困難であるためです。

メール配信システムであれば、十分にメールマーケティングができます。
しかし、サービスごとに配信スピードなど性能に差があることや、出来ることの範囲が変わります。

そこで、当記事ではメール配信システムの選び方や比較のポイント、導入にあたってのメリット・デメリット、代表的なメール配信システムの特徴まで詳しく解説します。
メール配信システムの導入を検討している、またはすでに運用しているが、改善を図りたいとお考えの方は是非参考にしてみてください。


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メール配信システムとは

メール配信システムとは、大量のメールを低遅延で確実に送ることができるメールマーケティングツールです。さらに、見た目を整えたHTMLメールを簡単に作成することや、ABテスト・セグメントを分けた配信など、メールを用いたマーケティングを行うことができます。

同じくメールを送信できるツールには、GmailやOutlook等がありますが、主には1対1を中心としたコミュニケーションを行うためのツールです。一方、メール配信システムは、企業対多数のメールマーケティングに特化したツールです。

そのため、世の中には非常に多くのメルマガが配信されていますが、ほとんどがメール配信システムを使用しています。

メール配信システムを導入するメリット

低遅延で大量にメールを配信できる

メール配信システムは送信上限なく、数万件以上のメールでも低遅延で送信が可能です。

他方、GmailやYahoo!メールなどは、1日に送信できる数に上限があり、大量のメールを送ることができません。またメールの仕組上、送信する量が増えるほど交通渋滞のようにデータの渋滞が起きるため、送信ボタンを押してから相手が受信するまでにはタイムラグ(遅延)が発生します。専用のツール以外では大きな遅延が発生する可能性もあります。

メール配信システムでは、基本的に送信数の上限はなく、遅延も最小限にとどめるために工夫しています。

ただし、技術レベルやプランによりサービス・システムごとに処理能力は大きく異なります。500万通レベルの送信で30分程度で送ることが出来るツールから、数時間かかるツールまであります。導入前に「1時間あたり◯通を配信可能」といった配信スピードをチェックし、配信量に合わせて選ぶ必要があります。

高い到達率でメール送信できる

メール配信システムを使わずに、何千件~何万件といった大量のメールを確実に配信することは、高い技術を要します。なぜなら、大量のメールを送ることは、本来の連絡手段のメール用途では起こりえないため、スパム(spam)や迷惑メール扱いされてしまう危険があるためです。

送信者側は送ったつもりでも、正しく相手にメールが届いていなかった、迷惑メールに振り分けられていたということも珍しくありません。

メール配信システムでは到達率を高め、確実に届けるために、GmailやYahoo!メールなどのガイドラインや仕様に合わせたメール配信処理を行うなど、さまざまな対策が講じられています。

その他、メールの送信自体に問題がない場合でも、アドレスが変わってしまったなど、受信者側による受取れない要因もあります。
メール配信システムではメールが届かない要因を分析し切り分けることで適切な対応がなされるため、結果として到達率が改善されます。

メール配信業務の効率化になる

メール配信システムを導入していない場合、個別にメールを作成・送信する必要があります。複数人に送る場合は配信先アドレスの設定を毎回行うなど、膨大な時間がかかってしまいます。
メール配信システムを導入することでこれらの作業が自動化され、時間短縮になるだけでなく、送信先アドレスの打ち間違いによる送信ミスや情報漏洩のリスク低減にも繋がります。

専門知識不要でデザイン性の高いメールを作成できる

主にプロモーション用途にメールを活用したい場合、受信者に「読みたい」と思ってもらえるメール、すなわちデザイン性の高いメールを作成することが求められます。

通常、このようなメールを作成するにはHTMLやCSSのコードを記述する専門知識が必要になりますが、メール配信システムは専門知識が無くてもマウス操作など、直感的な操作でHTMLメールを作成できるHTMLメールエディターを搭載しているサービスが多く、比較的簡単にデザイン性の高いメールを作成できます。

メルマガの効果を確認し改善ができる

メール配信システムでは、開封率・メール内に記載したURLのクリック率などデータ分析をできる機能が備わっています。どういった内容が顧客の興味をひいているかを知ることができるため、メルマガなどの効果を最大化できます。

なかには、メールをクリックした人のリストをダウンロードできる場合もあります。CRMツールと組合すことが出来れば、メールだけに留まらない効果を生むことも期待できます。

他のシステムと連携・連動させられる

メール配信システムでは、API等でさまざまなシステムと連携することができます。
すでにある顧客データを読み込んだり、売上データと連動させたり等、既存のシステムと連動させることも可能です。

「別にある顧客データを自動で読み込んだうえでメールを配信したい」 「顧客ごとにおすすめ商品を案内したい」等、実現したいことに対応しているシステムを選ぶ必要があります。

メール配信システムCuenote FC

メール配信システムの選び方・目的に沿った比較時のおすすめポイント

メール配信システムを提供している企業は数多くあります。

そんな時に参考にしていただきたい比較ポイントを徹底的に解説します。特に目的に沿った部分はよく確認しましょう。

メールの配信スピード・処理能力の違い

大量のメールを確実・高速に送ることは、高度なテクノロジーやノウハウを要します。

そのため、メール配信システムの中でも大きく性能が異なります。

1時間に送信可能なメール送信数が、100万通程度から1,000万通程度など10倍近い差がある場合もあります。このような処理能力の差は、技術力・品質力の差を示す面もあり、配信リストを登録するときの時間など、他の部分の処理速度にも表れる傾向にあります。送信スピードを求めていない場合でも、比較検討の1つにすることをオススメします。

多くの実績を有するサービスであれば、メール配信数(月間何億通など)やメール配信スピードの実績値を公表していると思いますので、比較する時に確認してみてください。

メールの到達率の違い

メールマーケティングは、相手に届かなければ効果は出ず、改善もできないため、到達率の差はサービス選定に重要な要素の1つです。実績があるサービスはサイト上などに記載があるため確認しましょう。

さらに到達率を維持・改善するために、企業ごとに専用のIPアドレスを用意してもらえるかも重要なポイントです。

IPアドレス毎には「レピュテーション(reputation)」(評判)の指標があり、迷惑メールを送っていると思われるIPアドレスからのメールは事前に受信サーバー側で受信しないよう排除されてしまう場合があります。プランやサービスの中には、1つのIPを複数の企業と共有して利用する場合があり、そのうちの1社が迷惑メールを送っていると、サービスを利用している他企業の影響を受けてしまう可能性もあります。IPを共有しない専用プラン・サービスは、価格があがるものの、他企業の影響を受けないメリットがあります。

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サービス品質(稼働率)

メルマガはタイミングが重要です。送りたいタイミングでメンテナンスが行われることや、定期的にサービスが利用できないと機会損失につながる可能性があります。

サービスのメンテナンスは、通常夜間に行われるのか、昼間に行われるのか、また、その頻度(月に1回の定例メンテナンスなど)やサイクルはどの程度実施されるのかを予め調べておくと安心です。

サービスの稼働率も重要ですので事前に調べておきましょう。稼働率とは、サービスがある期間の中で正常に稼動している時間の割合のことで、稼働率が低いと冒頭お伝えした通り、送りたいタイミングでメールが送れないなどの可能性が高くなるからです。

災害などのトラブル対応も要チェック

通常のシステム稼働率が高い場合でも油断はできません。地震や火災などの災害が起きる可能性もあります。そのような万が一のケースに備えてどのような対策を行っているか確認しておくと安心です。

例えば、開発・データセンターの拠点が複数あれば、1か所が大きな災害の影響を受けてしまった場合でも継続してサービスを利用できる可能性が高くなります。

必要な機能がそろっているか

ここからは機能について、解説します。

次に挙げる機能は、メール配信やメールマーケティングを行う目的として必要となる機能です。サービス比較時は必ず機能の有無、標準で備わっているか、有償で備わっているものかを含めて必ず確認しましょう。

HTMLエディタ機能

画像付きの「HTMLメール」を専門知識不要で、マウス操作だけで作成できる機能です。この機能があれば、HTMLメールを送りたい場合でもHTMLソースをコーディングしたり、技術者やデザイナーに作成を依頼する必要がなくなったりと、メール作成にかかる時間を大幅に短縮でき、非常に便利です。

また、「レスポンシブデザイン(Responsive Design)」への対応有無も必ず確認しておきましょう。レスポンシブデザインとは、スマートフォン(スマホ)、タブレット、PCといった複数の異なる画面サイズに合わせて、ページのレイアウトやデザインを、自動的に最適化させることを言います。すなわち、受信者側が持っている端末に応じて最適なレイアウトでメールが送られる機能ということです。

特に当機能に関しては、サービスごとに使いやすさにバラつきがあります。無料トライアルなどを行い実際に触ってみると良いでしょう。

セグメント配信機能

メルマガ会員や顧客リストの中から、性別や年齢、地域、嗜好や行動履歴などの条件でリストを分類し、その条件にもとづいて特定のターゲットに対してメールを送信する機能です。

地域などに合わせたキャンペーンの施策を行うことなど、メルマガだけに限らない戦略的なマーケティングが可能になります。

属性情報の差し込み機能

氏名や保有ポイント数、閲覧商品名などの情報をメールに自動で埋め込み、ひとりひとりに異なるメールを送る機能です。BtoCでは、保有ポイント数やオススメ商品情報を差し込んで配信するレコメンドメールなどによく使われています。BtoBでは、会社名や氏名などを差し込んで一括配信するのに活用されます。

活用次第では、個別にメールを送られているような内容になり、より開封率の向上を見込めることができます。

ステップメール配信機能

ステップメールは、あらかじめ指定した条件に該当するお客様を抽出し、定期的なフォローメールを配信する機能です。会員登録・購入した1日後、3日後、5日後などに低敵的にフォローメールを送ることや、誕生日など特別なタイミングでのクーポンメールなど、エンゲージメント向上や関係維持、顧客満足度向上を目的として活用されています。

シナリオメール配信機能

シナリオメールは、ステップメールの進化版ともいえる機能で、単一的なシナリオだけでなく、メールの開封やクリック、WEBサイトへの訪問など、顧客の行動結果に応じて、シナリオを分岐したメールを自動送信する機能です。

例えば、「〇〇の使い方」のようなページに飛んだ場合、その使い方に困っている可能性が高いため、さらなる関連したメルマガを送付するということができます。

ABテスト機能

メールのタイトルや本文を2パターン用意し、より効果の高いメールを自動的に選んで配信できる機能です。メールマーケティングの成果を上げるための手法としてABテストを実行したい場合に用いられます。

特にメルマガは継続的に実施する施策のため、メール件名や文章内の構成や中身について、HTMLメールであれば文字の色・見た目などさまざまな部分に対して、数値を元にした改善を進めていくことで長期的に高い効果を継続することにつながります。

効果測定

メールの開封、クリック、コンバージョンを計測するための機能です。測定だけではなく、メール配信やマーケティングの成果を把握し易くビジュアル化されているかどうかも必ず確認しましょう。

またビジュアルだけではなく、PC・スマホなどのデバイス別や時間別の成果を「誰が、いつ、何をクリックしたか」など把握できるかも確認しておきましょう。

承認機能

メール配信を複数人で運用する時にメールの配信設定者と承認者を権限として分ける機能です。メールのコンテンツや宛先など、誤ってしまうとクレームに繋がることあるため、複数人での運用時は承認者を設け、設定ミスを抑制することに繋げられます。

エラー解析機能

メールが不達となった場合にどのような原因でエラーとなったかを分析するための機能です。メールは送信先「ISP(インターネットサービスプロバイダー)」ごとにさまざまなエラーパターンがあり、一時的/恒久的なエラーに分けられるなど、不達となる原因は多岐に渡ります。

どこまで細かく分析でき、恒久的にエラーと考えられるリストを除外していくかは、高い到達率を維持していくうえでの大きなポイントです。比較の際は、どの程度細かく不達の原因を分析できるかを把握しておきましょう。

カートリマインド機能(カゴ落ちメール)

ECサイトで、買い物カゴに商品を入れたものの、購入せず放置状態になった商品をメールでリマインドするための機能です。買い物カゴに放置され状態の商品は、購買意欲が高い状態であったため、リマインドすることで、購買に繋げやすくなることから、売上貢献度の高い機能で、ECサイト運営者には必須の機能です。

SPF、DKIM、TLSへの対応

電子メールにおける送信ドメイン認証技術の一つであり送信者のなりすましを防止する「SPF(Sender Policy Framework)」、「DKIM(DomainKeys Identified Mail)」、STARTTLS対応したメールを送信できる「TLS」に対応しているかも必ず確認しておきましょう。特にGmailでは「TLS」に対応していないメールは、警告アイコン(赤い南京錠のアイコン)が表示されてしまうため、対応は必須となります。

API

APIはシステムやサービス間で、システム連携するための機能です。APIがあれば、会員リストを自動連係したり、メールの効果測定データをお客様システムに取り込んだりなど、シームレスな連携ができるようになります。APIもサービスによって、どの範囲の連携が行えるかが変わりますので、対応できる範囲やどのようなことを実現できるのかは、事前に把握しておきましょう。

使いやすさ

業務上で使用する機会の多いメール配信システムは、シンプルで使いやすい操作性が求められます。メール作成から配信リスト設定、配信までの一連の動作を簡単に行えるかを確認しましょう。サービス導入前に無料トライアルを実施できる場合もあるので、サービスを提供している会社に問い合わせて、事前に確認しましょう。

料金は、額だけでなくプラン内容もみる

料金を見るポイントとしては3つあります。「月額料金(ランニングコスト)」「初期費用(イニシャルコスト)」そして、オプション等のプラン内容です。

月額料金

料金形態の多くは従量課金制で、主に2パターンがあります。

「メール送信件数に応じて料金が変わるタイプ」「送信するアドレス件数に応じて料金が変わるタイプ」です。1週間に複数回送信を考えている場合には、アドレス件数タイプのほうが良いでしょう。一方で、アドレス件数は多いものの、頻度は少ない場合には送信件数タイプのほうが良いでしょう。

初期費用

初期費用は無料~100,000円ほどと幅広く、50,000円程度が相場と言えそうです。

プラン内容

メール配信システムには、HTMLエディタやステップメール、その他さまざまな機能があります。それらの機能がオプションなのか、月額費用に盛り込まれているのか確認しましょう。特にメールマーケテイング機能などが標準装備(追加費用無し)で使用できるかどうかも固定費に大きく関わりますので、注意が必要です。

セキュリティレベルの高さを見る

メール配信は個人情報を取り扱います。情報漏洩は、単なるミスではなく会社の信用力の低下など大きな影響を及ぼす可能性があります。下記のセキュリティ対策項目が実装されているか確認しましょう。

対策項目・通信が暗号化されるか
・データは安全な場所(国内データセンター)で管理されているか
・TLS暗号化に対応しているか
・管理画面へのログイン時にIP制限や多要素認証を採用しているか
・金融機関など、セキュリティ要求の高い企業に導入されているか
・第三者期間認証(Pマーク、ASP・SaaS情報開示認定、ISMS認証)があるか

※さらに、セキュリティレベルの高い「ISMSクラウドセキュリティ認証」を取得しているベンダーは、より安心した環境でシステムを利用することができます。


サポート体制

メルマガなどメール配信を行う場合には、API連携、SPF等の認証設定や、Gmail等送信先のサービスによるガイドラインに合わせた設定など、技術的な知識が必要な場面が発生します。それ以外にも、機能がたくさんあることが多く、不明な点が出てくることもあるでしょう。

電話、メールでのサポートが受けられるかといった基本的な点に加え、導入前からサポートしてもらえ、フレキシブルに対応してもらえるか、 導入前後にメール配信の方法やノウハウなどを提供している場(セミナーやブログコンテンツなど)があるか確認しましょう。

また、導入事例などのコンテンツがある場合は参考にすると、他社がどのようなサポートを受けていたか具体的に知ることもできます。 メール配信システムは日常的に使用するツールであるため、Webサイトに支援体制まで明記しているベンダーを選ぶと安心です。


大手企業に選ばれ続けているメール配信システム Cuenote FC

メール配信サービスの提供形態

メール配信サービスには大きく分けてクラウド型とオンプレミス(パッケージ)型の2種類の提供形態があります。

以下ではそれぞれの提供形態の特徴を紹介します。

クラウド型の特徴

申し込みから利用開始までの期間が短い

クラウド型メール配信サービスはSaaS(Software as a Service)としての提供が一般的で、アカウントを作成し、IDとパスワードでブラウザからログインすることで直ぐに使い始めることができます。面倒なソフトのインストールや購入などが不要で、パソコンと通信環境があればOKです。

イニシャルコスト(初期費用)が低い

オンプレミスの場合、構築費用やライセンス料として利用開始時に一定のイニシャルコストが発生します。また買い切り型のパッケージソフトの場合も、ソフトの購入代金が発生します。

一方、クラウド型サービスではこうした費用は無料もしくは安価に抑えられているケースが多いです。仮想基盤上にサービスを構築しているため新規顧客毎にハードウェアを導入・整備する必要が無く、基盤の共通化により1社あたりの提供コストを低く抑えられている為です。

必要なセキュリティ対策やアップデートが適宜受けられる

自社でシステムを構築する場合、セキュリティ対策も自社で行う必要があります。加えて、スケールに伴う性能向上のためのアップデートや不具合の修正など、システムの維持には想像以上のコストと手間がかかることがあります。その点クラウドサービスでは、これら必要な対策は提供事業者側が行う為、対策の手間とコストを削減しながら安心して利用することができます。

拡張性、可用性に優れている

メール配信サービスは多くの場合、配信規模や通数によってプランが分かれており、自社ビジネスの伸長に伴いより大規模なメルマガ配信を実施することとなった場合にも、プランの変更などにより容易に環境を拡張することができます。加えて、冗長化などの必要な対策を行っているサービスは可用性にも優れており、99.99%を超えるサービス稼働を実現している事業者もあります。

オンプレミス型の特徴

自社の環境内でクローズドな運用ができる

オンプレミスでの構築が要件となるケースの多くは「運用上、メール配信のサーバーを社外に置くことができない」といった理由によるものです。メール配信には、メールアドレスに加え氏名等の個人情報も含まれるため、そうしたデータを社外のサーバーで管理・運用することをセキュリティ対策上禁じている場合もあります。

オンプレミス運用とすることでこうした懸念点をクリアしつつ、高速・確実なメール配信のノウハウを採り入れることができます。

事業者側のメンテナンスなど、使いたい時に使えないリスクが少ない

クラウドサービスでは、事業者及び上位サービス(データセンター等)のメンテナンスなどにより、一時的にサービス利用が出来なくなるケースがあります。オンプレミスでは当然ながらそのような心配はなく、自社の管理下において自由にサービスを利用できます。尤も、最近のクラウド型サービスでは「定期メンテナンス無し」としていたり、サービス停止を伴わずにメンテナンスや更新が行えたりするものも多いため、オンプレミス固有のメリットではなくなりつつあるのも事実です。

メール配信システム 有料/無料の比較

メール配信サービスには無料と有料のサービスがありますが、どちらも機能やメリットが変わらなければ当然コストは抑えたいもの。無料と有料のシステムを比較してメリット・デメリットをそれぞれ簡単にご紹介します。

【無料のメール配信システム】

無料のメール配信サービスの最大のメリットはなんといっても"無料"で利用できるという点です。しかし、使える機能やできることは有料のサービスと比較して限定されます。例えばメールの通数や登録できる宛先のメールアドレス数に制限があり、配信規模によっては無料のサービスでは適さないことがあります。また、特定の機能の利用については有料プランの契約・オプションの申込が必要になるケースもあります。

加えて、設備やセキュリティ投資が最低限でしかないケースもあり、一定レベルの「企業」が使うというよりは「個人事業主」やお試しで利用している割合が多いです。


【有料のメール配信システム】

有料システムは、特に一定規模以上の顧客に対するメール配信用途において、法人による利用が盛んです。先に触れた通り「高い到達率が実現でき」「機能が充実」していることに加え、サービス利用者向けのサポートデスクによる電話やメール等による手厚いサポート、フォローアップを受けることができるのもメリットです。

加えて、「システムの冗長化」「データセンターの災害対策」等、緊急時でも運用を止めないバックアップ体制が敷かれている、不正アクセスや情報漏洩を防ぐセキュリティ対策が施されている、それを証明する公的認証を取得している、など、安心して利用してもらうための取り組みがされていることも大きな違いです。これらは有料システムの中でも取組レベルに差があるため、比較の際はこれらの有無について見てみると良いでしょう。

上記から、もし一定レベルの運用を目指す場合は無料のシステムでは配信性能・機能共に不足する要素が多くなるため、有料のメール配信サービスを検討する必要があると言えます。

メール配信システムCuenote FC

代表的なメール配信システム10選

代表的なメール配信システムの比較表

ここでは、ビジネスに取り入れやすい代表的なメール配信システムを強みや特徴別に紹介します。

到達率・大量配信に強み

メール配信において高速かつ確実に届けることは最も重要と言えます。しかし、実際にメールを高速・確実に届けるには高い技術が必要となります。

ここでは、高い技術力により安定的なメール配信を実現したサービスを紹介します。到達率やメールの遅延に悩まれている方におすすめのサービスです。

Cuenote FC

Cuenote FC」は2,200社以上の導入実績と1ヶ月あたり76億通の配信実績があるメール配信システムです。使いやすいHTMLメールエディタをはじめ、効果測定やセグメント配信、シナリオ配信等、メールマーケティングに必要な機能を標準で備えています。

配信スピードは1時間あたり1,000万通、配信数はすべてのプランで無制限と大量配信向きのサービスで、クラウド型とオンプレミス型があります。思わぬ迷惑・スパム判定を回避することで高い到達率を実現しつつ、配信まで3ステップという簡単操作でありながら、料金も月額5,000円からと比較的安価なサービスです。

導入企業2,200社
配信スピード1時間あたり1,000万通
料金送信アドレス数に応じた料金テーブル:月額5,000円~
特徴国内最高レベルの性能、シナリオ配信などもオプションなく利用可能

アララ メッセージ

アララ メッセージ」は到達率の高いメールを1時間あたり100万通のスピードで送れるメール配信システムです。HTMLメール作成に使える150種類以上のテンプレートがあり、簡単な操作でクオリティの高いメールを作れます。

さらに、用途に合わせた豊富なメール配信APIによる外部システムとの連携も可能であり、開発の工数を削減しつつ自由なメール送信ができます。料金は配信数によって選ぶ仕組みになっていて、月額9,500円から利用できます。また、1か月から利用可能なため、短期的に使用したいというスポットでの利用希望にも対応可能です。

HTMLテンプレート数150種類以上
配信スピード1時間あたり100万通
料金配信数に応じた料金テーブル:月額9,500円~
特徴HTMLメールのテンプレートが豊富。短期利用にも最適

WEBCAS e-mail

WEBCAS e-mail」は2001年のサービス開始以来、大手企業や官公庁を含む9,000社以上が利用しているメール配信システムです。毎時1,000万通以上の高速配信が可能で、One to Oneメール配信のほかフォローアップメール配信にも対応しています。

また、「担当者別一斉送信機能」により配信先アドレス単位で送信者を変えることも可能なため、簡単に私信風メールを送れます。HTMLメールエディタや分析機能、APIによる連携機能等を備え、導入や運用のサポートも提供。月額課金型のクラウド版とオンプレミス版があり、予算や用途に応じて選択できます。

導入企業9,000社
配信スピード1時間あたり1,000万通
料金月額1万円~
特徴担当者別一斉送信機能がある

Customers Mail Cloud

Customers Mail Cloud」はクラウドから大量のメールを確実に送信する仕組みを備えた、SLA(サービス品質保証)99.9%のメール配信サービスです。データセンターの分散や複数メールサーバーの設置といった仕組みで安全性を高め、エラー解析機能ではメールが到達しない理由を分析できます。

また、「優先度制御配信」機能によりメール遅延に対する対策も可能です。豊富なAPIによる外部システムとの連携も可能です。国内ベンダーのため、サポート体制も充実しています。料金プランは、導入企業の要件によって変動する仕組みです。

サービス品質保証99.9%
配信スピード不明
料金不明
特徴優先度盛業配信で、メール遅延に対する対策可能

メルマガの運用改善に強み

メルマガはただ送っていれば効果につながるものではありません。効果的なメルマガを運用するには、送った後の分析やメール開封者への追いアクションなどが必要となります。

ここでは、メールマーケティングに関わる機能を多く備えたサービスを紹介します。マーケティングに特化したメール配信をしたい方におすすめのサービスです。

配配メール

配配メール」は10,000社を超える導入実績と継続利用率98%を誇るメール配信システムです。簡単で使いやすいインターフェースと、ステップメールやA/Bテスト、ホットリード抽出などのメールマーケティングに役立つ機能が備わっていることが特徴だといえるでしょう。

分析や改善が自動で行えるほか、専任スタッフによる運用サポートも受けられます。目的に合わせて選択できる4つのプランがあり、アドレスの数に応じて月額費用が決まる仕組みで、メール配信数は無制限です。アポの獲得や集客面に強く、営業活動の支援で使われる。

導入企業数10,000社
配信スピード不明
料金アドレス数に応じた料金テーブル
特徴継続利用率98%。ホットリード抽出機能あり

WiLL Mail

WiLL Mail」は2,400社を超える導入実績を持つメール配信システムです。先んじてHTMLメールエディタを取り入れたサービスで、HTMLメール作成の手間やコストを削減できます。配信結果をヒートマップやグラフ等で視覚的にチェックできる機能やステップメール機能、効果測定機能等を備えています。

用途に応じたリスト管理ができる点も強みとなっていて、高度な管理の場合ターゲットDB、シンプルな管理の場合シンプルDBが最適です。初期費用不要で1ヶ月単位の契約ができ、短期的に使用したいというスポットでの利用希望にも対応可能です。

導入企業数2,400社
配信スピード不明
料金不明
特徴1か月単位で契約ができるため、スポット利用可能

低価格に強み

費用をなるべくかけずにとりあえずメールの一斉配信がしたいという方も少なくないかと思います。機能を重視するあまり想定より費用がかさむなんてこともあります。

ここでは、低価格かつメール配信に必要な機能の装備を実現したサービスを紹介します。システムを使ったメールの一斉配信をしたことがない方におすすめのサービスです。

blastmail

blastmail」は、大手企業から官公庁まで22,000社以上の導入実績があるメール配信システムです。メール配信に特化したシンプルな機能が特徴で、HTMLメール作成やターゲット別の配信、空メールによる登録、効果測定等が行えます。

API連携により、既存システムと連動させて使うこともできます。無料お試しプランもあり、登録アドレス数100件までお試し配信できます。月額料金はアドレス数に応じて決まる仕組みで、月額4,000円から利用できるため、メール配信システムの中でも比較的安価なサービスとなっています。

導入企業数22,000社
配信スピード不明
料金アドレス数に応じた料金:月額4,000円~
特徴無料お試しプランあり

める配くん

める配くん」は2002年のサービス開始以来、3,000社以上の導入実績があるメール配信サービスです。コストが安めかつUIがシンプルになっており、操作が簡単な点が特徴で、HTMLメールエディタやセグメント配信、効果測定機能等が利用できます。

プランごとに機能が異なり、一部のプランでは高機能HTMLエディタやAIを使った自動文章生成、添付ファイル送信などに対応しています。料金は有料プランで年間プラン契約の場合、月額1,867円から利用できるためスモールスタートがしやすいサービスです。2週間無料で利用可能なトライアルもあります。

導入企業数3,000社
配信スピード不明
料金月額1,867円~(年間プラン利用時)
特徴一部プランにてAIを使った自動文章生成機能あり

Mailsales

Mailsales」は営業DXに必要な機能を持つメール配信システムです。シンプルかつ直感で操作ができるHTMLメールエディタや、レスポンシブデザインのテンプレートを利用できるほか、事前にグループを作成して読者属性に合わせたセグメント配信や柔軟な顧客リスト管理といった機能を備えています。他にも効果測定が充実しており、顧客の興味に合わせた配信ができます。

配信スピードは1時間あたり280万通で、アドレス数で費用が決まる有料プランに加え、期限なしの無料トライアルも用意されています。無料トライアルでは利用できる機能が制限されます。

導入企業数不明
配信スピード280万通
料金アドレス数に応じた料金テーブル
特徴期限なしの無料トライアルあり

MailChimp

MailChimp」は全世界にユーザーが存在するメール配信システムです。豊富なテンプレートが使えるのに加え、セグメント配信やA/Bテスト、API連携といった機能を備えています。WordPressやTwitterなど連携可能なクラウドサービスが豊富にあり、普段使用しているツールと連携しながら利用できます。

レポート機能も充実しており、開封率やクリック率の分析も可能です。使いやすさを重視して設計されていますが、アメリカ発のサービスのためインターフェースはすべて英語です。1ヶ月あたり1,000円台から使える有料プランのほか、無料プランも用意されています。

導入企業数不明
配信スピード不明
料金1ヶ月あたり1,000円台~
特徴インターフェースがすべて英語

メール配信システムCuenote FC

メール配信市場の最新動向

多彩なマーケティングチャネルが存在する中で、メール配信サービスの導入を検討している方の疑問として、

  • 「デジタルマーケティングの方法として、メルマガは今でも効果があるのか」
  • 「SNSや動画など、新しい手法の方がユーザーに好まれるのではないか」
  • 「費用をかけてメール配信サービスを導入するほどメリットはあるのか?」

  • といったお声を頂くことも多く、メールが有効なチャネルであるのか懐疑的な面もあると思います。

    そこで、これらの疑問について、当社が独自に調査を行った最新のデータを元に、解説していきたいと思います。

    メールマーケティングの効果

    ECサイトのメルマガ配信

    2023年に、当社ユミルリンク株式会社が独自で行った「国内売上上位50のEC事業者を対象にしたメルマガの活用動向調査」では、多いサイトで1日に9通以上のメールを配信しており、33.3%が1日1通以上のメール配信を行っていることが分かりました。

    メールマーケティングは、ネットの歴史の中でも古い施策ではありますが、企業は今も増え、企業側のマーケティング担当者もメール配信の効果に注目しています。

    メール・メルマガ配信における2023年の調査データ ※本調査データは以下のページより無料ダウンロードが可能です。
    2023年度メール・メルマガ配信の統計調査

    ユーザー(受信者)側の購買行動

    一方、メールマガジンを受け取る側=ユーザーにとって、メルマガはどれだけの効果をもたらしているのでしょうか。

    2022年に当社が実施した調査では、メルマガを受信したユーザーの実に4割が「メルマガをきっかけに商品・サービスの購入を行った」と回答しています。

    メールマガジンがきっかけの行動アンケート|メールマガジン購読ユーザーの動向調査

    オンラインに加え、オフラインでの購買においても同等の行動促進の効果が見られ、メールマガジンを受け取るユーザーは「送り元の企業に対する高いエンゲージメント」と「高い購買意欲」を有していることが見て取れます。

    一方で、1人当たりの受け取る情報量の増加に伴い、ユーザーは送られる情報の内容により敏感になっており、「自分に関係の無い・興味のない情報」に対してはブロックをする傾向があります。

    メールマガジンの購読をやめるとき|メールマガジン購読ユーザーの動向調査

    「どのようなときにメルマガの購読を解除するか」というアンケートでは、実に半数以上のメルマガ受信者が「興味が無い情報ばかりが送られると感じるとき」を挙げています。特に、複数のターゲット層やジャンルを跨いでサービス・商品を展開しているtoCサービスの場合、「男性ユーザーに女性向けの特集メルマガが届いた」等、異なるターゲットへのメルマガ配信が起こりがちです。

    ユーザー層毎に異なる興味・関心に応じた細やかなセグメンテーションによりこうしたミスマッチを防ぎ、購読を継続してもらうために、メール配信システムの活用による送り分けを実践している企業も多く存在します。

    ※本調査データは以下のページより無料ダウンロードが可能です。
    2022年度メルマガユーザー動向調査

    SNSとメール配信の目的・効果の違い

    ユーザーに対するメッセージ訴求の上で、SNSとメール配信では役割や目的・効果が違います。それぞれの特性に応じた使い分けを実践している企業も多く、「どちらかが優れている」と言うよりは、チャネルごとの役割分担が進んでいる印象です。

    SNS

    「認知」や「興味」の段階において、消費者にとって身近なメディアであるSNSの活用により「名前・サービスを知ってもらう」ことに繋がります。また、拡散力に優れ、自社のフォロワー以外へのリーチも可能になります。

    メール

    既にパーミッションを取得したユーザーに対してのみ送られるため、対象数や拡散といった点ではSNSに分がありますが、「比較・検討」「購入」の段階においては情報の「質と量」が求められるため、リッチコンテンツを含めた十分な情報量を持つメールの活用は有用です。

    あるCRMのチャネルごとのコンバージョン率を調べた調査データ

    ※あるCRMのチャネルごとのコンバージョン率を調べた調査データ

    メールとLINEの使い分け

    先ほどSNSとメールの使い分けの話をしましたが、ここではSNSの中でも昨今企業での利用が増えている「LINE」と「メール」の使い分けについて調査レポートをもとに言及していきます。

    Webアクションは「メール」、リアルアクションは「LINE」

    メルマガ、LINEユーザー動向調査レポート1

    メルマガを見てWebで商品やサービスの購入をすると答えたユーザーは45%いるのに対し、LINEを見てWebで商品やサービスの購入をすると答えたユーザーは35%にとどまっています。
    こちらを見ていただくとWebでのアクション促進にはメルマガが有利とわかります。

    しかし、逆に店舗でのクーポン利用に関しては、LINEの方が多くなっておりリアルでのアクション促進にはLINEが有利とわかります。

    メルマガ、LINE経由の購入単価

    メルマガ、LINEユーザー動向調査レポート2

    メルマガとLINE経由での購入単価に違いがあるのか気になり調査を行った結果、ECサイトでの購入に関しては全ての金額帯でメルマガ経由の方が購入単価が高いという結果になっています。

    もちろんこの調査結果からだけでどちらのチャネルが良いという判断をするわけではなく、場面ごとにチャネルの特性に合わせた使い分けをすることがなにより大切ということがわかりました。

    ※本調査データは以下のページより無料ダウンロードが可能です。
    2023年度メルマガ・LINEユーザー動向調査

    メール配信システムCuenote FC

    メール配信システムを活用した成功事例

    ここでは、メール配信システムをどのように役立てているのか、企業の導入事例を紹介します。

    サッポロビール株式会社様

    ビールファンの囲い込みやプレスリリースにメールマガジン配信を活用
    増え続ける会員数により日々増していく配信時間。そんなとき出会ったのが『Cuenote FC』です。送信スピードと分かりやすいUIが気に入り、念願の自社運用が実現しました。
    導入後は、地方限定情報などの配信で、マーケティングにさらなる進化をもたらしています。

    サッポロビール株式会社様の事例はコチラ

    株式会社エニグモ様

    世界に広がるBUYMAのメール配信を10年、SaaSでさらなる効率化。
    自社サーバーで10年以上メール配信を行っていましたが、クラウド移行によりコストの削減や運用の効率化・安全性の向上に成功しました。
    導入後は、メール経由の売上が10億円規模に到達し、自社最大のチャネルにまで成長しました。

    メールやメルマガの配信は顧客とのコミュニケーションに欠かせない日常業務ですが、それゆえ導入しているシステムが自社の用途に合っていないと、コストがかさんでしまうことや、業務効率の低下に繋がってしまうことがあります。「メール配信システムを活用して実現したいことは何か」を改めて整理し、それを実現できる機能やプランを保有しているサービスを導入することがポイントになります。

    株式会社エニグモ様の事例はコチラ

    メール配信システムCuenote FC

    メール配信システムを導入する際の注意事項

    メールマガジンの配信を行ううえで、必ず守っていただきたいのがオプトイン/オプトアウトの義務。迷惑メールを規制するための法律規制として、「特定電子メール法」と「特定商取引法」があります。簡単に言うとメールマガジンの配信前後に受信者へ許諾を得ることで、合意を取ってから情報発信を行いましょうというものです。これはすべてのメールマガジン配信者・企業が該当しますので、下記の記事を参考に必ず対策するようにしましょう。

    ▶▶メールマガジンにおける基本中の基本!オプトイン/オプトアウトとは?

    メール配信システムに関するよくある質問

    ASPとオンプレミス(ライセンス)の違いは何ですか?

    ASPは、「アプリケーション サービス プロバイダ」の略称です。インターネットを介して、メール配信システムを利用することができます。当社の場合、アプリケーションの開発・保守やネットワークシステムの保守・保全を一貫して行います。

    オンプレミス(ライセンス)は、お客様にメール配信システムのライセンスやサーバーを購入いただき、システムの保守を行っていただく形態です。

    オンプレミス(ライセンス)での導入時は、メール配信速度や会員規模に応じて、柔軟な構成を実現することができます。1台のサーバーシステムで構成するオールインワン構成のほか、システム冗長化を目的としたアクティブ・スタンバイマシン構成、クラスター構成などのライセンス形態もご用意しています。別途、システム監視サービスも承っております。

    ASPサービスのメリットは何ですか?

    ASPは、当社の場合、比較的低価格でメール配信システムを導入することができます。さらにアプリケーションの保守やネットワークシステムの保守・保全は、当社が一貫して行います。お客様はインターネットの閲覧環境をご用意いただくだけでメール配信の機能を、低価格で安心して利用できます。

    DKIMとは何ですか?

    迷惑メール対策となる送信ドメイン認証技術、DomainKeys Identified Mailの略で、 迷惑メール対策となる送信ドメイン認証技術を意味します。
    DKIMは、メール送信者のドメインを証明する作成者署名を付けることができるので、 この作成者署名をメールに付与いただくことで、より信頼性の高いメール配信ができます。

    SPFとは何ですか?

    センダー ポリシー フレームワーク(Sender Policy Framework)の略語であるSPFは、メールの送信元を詐称する " なりすましメール " の対策のひとつです。差出人のメールアドレスが詐称されていないかどうかを確認できます。
    携帯向けのメール配信を行う場合、SPFを設定していないサーバーからメールを送信すると、受信が拒否されてしまう可能性が高くなります。

    MA(マーケティングオートメーション)とメール配信システムの違いは何ですか?

    MAは、顧客獲得までのマーケティングプロセスを自動化するためのツールです。
    メール配信システムは、メールを自動・大量配信するためのシステムです。

    メール配信システムMAツール
    機能特化型
    配信は「メール」のみで可能。メール媒体に合わせた最適化や配信効率化ができるのが魅力です。
    網羅型
    配信は「メール」「SMS」「LINEメッセージ」など多岐に渡った媒体で可能。データをもとに柔軟な設計ができます。
    一般的な料金体系アドレス件数に応じて選べる※1 宛先となるメールアドレスのユニーク数に応じたプラン選択が採用されています。配信数により従量課金がないプランも。 データ処理量に応じて選べる※1
    ユーザー情報やユーザーこ行動に関するデータの取り込み量に応じ、プランが用意されています。
    導入までにかかる時間1〜2ヶ月※2
    比較的短期間で、メール配信をするための基本的な機能の利用が開始できます。
    2〜4ヶ月※2
    データの取り込みの設定・外部システム連携など、エンジニアをアサインしながら開発を進めていきます。

    ※1 一般的な料金形態について説明したものになり、サービスにより異なります。
    ※2 ツールの申込完了後からの想定所要時間。要件により、期間は前後します。

    MAは「メール」「SMS」「LINE」など多岐にわたる媒体でのアプローチ設計が可能となっており、メール配信システムは「メール」に特化した最適化や効率化をするためのツールになっています。

    選び方のポイントとしては、自社にとって目的としている成果は何なのか、それに割けるリソースやコストを確認し、実現できそうなところからはじめられるように選定するとよいでしょう。

    メール配信システムの選び方に関するホワイトペーパーはこちらからダウンロードできます。
    ▶▶メルマガ運用担当が教える!現場が本当に"使える"メール配信システムの選び方

    まとめ

    今回はメール配信システムを選ぶ際に、実際にどのような項目をチェックすべきかという点や、またメールマーケティングを行う上で必要となる機能代表的なメール配信システムの特徴を具体的に紹介いたしました。

    配信しているメルマガのタイプによって導入すべきシステムが異なること、メルマガ活用に関する調査結果を意外に感じた方も少なくないのではないでしょうか。

    メール配信システムのランキングを参考にすることもできますが、もう一つの観点で、当社の記事の内容を参考にしていただければ幸いです。

    是非、自社顧客のエンゲージメント向上や掘り起こしによる成果アップ、ロイヤルカスタマーの育成を通じた顧客単価・LTV向上といった取り組みに、メールマーケティングの活用をご検討ください。

    メール配信システム・メルマガ【Cuenote FC】 キューノート エフシー

    メール配信システムCuenote FC(キューノートFC)は、会員管理やメール配信後の効果測定をグラフィカルに表示。システム連携用APIなども提供しており、一斉配信からメールマーケティングまで行えます。独自開発のMTA(配信エンジン)とノウハウで、月間のメール配信数76億通・時間1,000万通以上(※)の高速配信を実現し、スマートフォンや携帯にもストレスなく高速・確実にメールを届けます。※クラウド型サービス(ASP・SaaS)の実績値

    メール配信システムCuenote FC


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    東証グロース上場のユミルリンク株式会社は、18年以上にわたり、メール配信システムをクラウドサービス・ソフトウェアとして提供し、メールに関する専門的な技術や運用ノウハウを蓄積してきました。
    メール以外にも、SMS配信サービスWEBアンケート・フォームシステムもクラウドサービスとして提供しています。

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