SMSはマーケテイングにも活用できる?その方法とメリット、活用事例を紹介

公開日:2022/12/16
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今、企業のマーケテイングにSMS配信サービスが活用されていることはご存知でしょうか?

SMSは、電話番号さえ知っていれば携帯電話を持っているすべてのユーザーにメッセージを送ることができることから、法人利用においても注目を浴びているツールです。

本コラムでは「SMSをマーケティングに活用するメリット」「活用事例」「導入する際の注意点」「マーケティングに活用できる機能の紹介」と4つに分けて解説していきます。


SMS配信サービスとは?

SMSとは、「ショートメッセージサービス」のアルファベット頭文字を取ったもので、携帯端末の電話番号で短いメッセージを送受信することができるサービスです。国際規格なので、電話番号さえ知っていれば世界中の携帯端末からテキストメッセージのやりとりができます。基本的には、テキストのみの送受信が可能です。

また、法人向けのSMS配信サービスというものもあります。メール配信サービスのように法人向けに便利な機能が搭載されており、法人向けSMS配信サービスでは、SMSの個別配信に限らず、電話番号の一覧がまとまった配信リストへの一斉送信や、効果測定などを行うことができます。システム連携を通して、自動通知や本人認証を行うことも可能になります。

このような特徴から、SMSはサービスやWebサイトへログインする際の本人認証や、予約・申し込み確定の通知やリマインド目的など幅広く活用されています。

企業のマーケティングにSMSを活用するメリット

メッセージが確実に届き、見てもらいやすい

SMSは到達率が99%以上と非常に高く、またメールと比較して開封率が高いのも特徴です。開封率が高い理由としては、メッセージが短いため開封する際の心理的ハードルが低いことや、メールと比較してプロモーション用途のメッセージを受信する機会が少ないことなどさまざまです。実際にご自身のSMS受信フォルダにおいても、メール受信フォルダと比較して、対応を要するものや緊急性の高いものが多いのではないでしょうか。

また、一度付与された電話番号は変更されにくいため、メールと比較してユーザーに到達する確率が高くなります。このような理由から、確実に届けたいメッセージを送る場面でも非常に信頼性の高いツールであると言うことができます。

タイミングを逃さない

配信したらすぐに見てもらえることも、SMSをマーケティングに活用するメリットであると言えます。メールはプッシュ通知にしていない人も多く、メーラーを立ち上げないと確認しないといった人も。一方、SMSはプッシュ通知の設定をオンにしている人は多く、ユーザーへタイムリーにアプローチできるため、比較的急ぎの用件でも安心して利用することができます。

このように即時性の高いSMSは、メッセージを受け取ってからすぐに行動を起こしてほしいもののプロモーションの他、予約サイトで受け付けた予約内容の確認や、病院・クリニックの診察時間のリマインド通知、出張修理の訪問時間の通知など、キャンセル防止やリマインド通知にも役立てられます。

電話番号だけ分かればメッセージを届けられる

電話番号だけでメッセージが届けられることもSMSのメリットです。会員登録を行う際、必ずと言って良いほど電話番号を入力するのではないでしょうか。ユーザーにとっては住所や自宅の固定電話番号、会社名を登録するよりも、心理的な抵抗感が小さいと考えられます。

また、電話番号ならIVR(自動音声応答)からの顧客情報入力にも対応できます。さらに、ユーザーが電話をかけることでSMSが自動送信される機能をもつサービスもあります。電話番号さえ取得できれば、SMSを活用し、マーケテイングにおいて有用なユーザーとのコミュニケーション手段を得られるというわけです。

SMS配信サービスの活用事例

Webサイトへの誘導

たとえば、店舗等で対面での接点を持ったユーザーに対し、商品詳細や申込みフォームが記載されているWebサイトのURLをSMSで送信する、という使い方をすることができます。そうすることで、ECサイトや申し込みフォームへの誘導を確実に促すことができ、購買率や成約率の向上が期待できるほか、途中まで口頭で説明するといった方法は、PCやスマホ操作に不慣れなユーザーの負担を低減させることにもつながります。

Webサイトへの誘導に限らず、電話では伝えきれない情報を伝える手段としても有効です。IVR(自動音声応答)と組み合わせて、電話番号の取得からSMSでの資料請求受付のURL送信までを自動化することもできます。

申し込み完了率の改善

SMS配信サービスは、未完了となっている手続きのフォローにも活用できます。例えば、氏名や住所、電話番号は入力したけれど、申込完了する前に離脱してしまったユーザーに対し、SMSで入力再開を催促するメッセージを送ることや、申し込みフォームのURLを再送することで、リマインド通知をすることができます。

キャンペーンの告知、クーポンの案内

メールやメルマガだけでなく、実はSMSも販促用途に活用することができます。メッセージを文字数制限内に収めれば、キャンペーンの告知やクーポンの配布が誰でも簡単にできるのです。SMSには一定の規制(文字数制限、テキストのみ送受信可能など)も存在しますが、シンプルなメッセージで商品やキャンペーンの魅力を的確に伝えることを心掛ければ問題ありません。

具体的な活用例としては、配信許可をとっている電話番号宛に一斉にSMSにてキャンペーンの告知を配信するほか、サービスや商品の電話応対中に興味関心の有無をヒアリングし、「興味がある」と回答したユーザーにSMSでクーポンを送るということもできます。ユーザーが求めるクーポンを確実に素早く渡すことで、満足度向上につながるでしょう。

ユーザーの引き上げや顧客フォロー

とある調査によると、知らない電話番号からの着信に対しては、およそ70%超の方が応答しないという結果も出ているようです。このように、架電をしたけれども応答のなかったユーザーに対して、SMSからメッセージを送ることも非常に有効です。電話の場合は1件ずつ対応するしかありませんが、SMSであれば100人、1000人単位の人数に対してもほんの数分でメッセージの送信作業が完了します。SMSは、業務効率化にもつながるコミュニケーション手段であると言えます。

休眠顧客へのアプローチ

休眠顧客とは、過去に会員登録や購買行動、商談などのやり取りがあったにも関わらず、現在はアクティブな購買活動をしていない、またはやり取りがない顧客のことを指します。

SMSは、このような休眠顧客へのアプローチにも効果的です。一般的な施策として、DM(ダイレクトメッセージ)の郵送などが挙げられますが、DMを送るためには住所・氏名などの個人情報を入手する必要があります。また近年では紙のDMは見落とされる可能性が高いことや、効果測定がしにくいこと、印刷・資材コストがかかってしまう等のデメリットもあります。

一方SMSであれば、電話番号から気軽に送ることができ、かかる費用は基本的には送信料のみと非常に手軽です。これまで、主な販促手段を「DMの郵送」としてきた会社であれば、例えばDMの郵送から1週間以内に反応がなかったユーザーのみSMSを配信するなど、施策を組み合わせて実施することも可能です。

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SMSをマーケティングに活用する際の注意点

配信前に合意を得る

商品の情報を含むような販促メッセージやWebサイトへの誘導を促すメッセージは、「特定電子メール法」といった法律に準拠し、メッセージの配信許可を取る必要があります。これを「オプトイン」と呼びます。配信前後の手続きに必要なオプトイン・オプトアウトの具体的なやり方を以下の記事にまとめましたので、導入をお考えの方はお目通しくださいね。

オプトイン・オプトアウトに関する記事はこちら

相手にとって有益な情報を配信する

これはメール・SMSなど手段を問わず、販促用途でメッセージを送る際の重要なポイントです。送信前に、メッセージの内容が相手にとって「読みたい」「役に立つ」と思ってもらえる内容になっているか?という観点で、必ずチェックしましょう。「企業側の都合で一方的にメッセージが送られてくる」と捉えられてしまうと、商品やブランドに対してマイナスなイメージがついてしまったり、配信解除をされてしまったりする危険性があります。

SMSをマーケティングに活用する際に便利な機能・オプション

URL短縮機能

SMSには文字数制限があります。そのため、メッセージに掲載するURLが長くて文字数が足りなくなってしまう、ということは避けたいでしょう。そこで役に立つのが、URLの短縮機能です。標準機能として備わっているSMS配信サービスもあれば、オプションとして追加できるものもあります。 特に販促・マーケティング機能で活用する場合はよく使う機能ですので、標準機能として備わっているサービスを導入するのがおすすめです。

配信レポート機能

SMSマーケティングに活用する際に是非取り組んでいただきたいのが、効果測定です。到達率をレポート形式で確認するほか、搭載したURLがどれくらいクリックされたのかを計測できるURLクリックカウント機能もあります。効果測定の結果をもとに、メッセージの内容をブラッシュアップできます。

IVR連携機能

本コラムでも何度か紹介してきたIVR連携(自動応答・音声通知)機能とは、予め設定したテキストを音声ファイルとして生成し、音声通話により通知を行うことができる機能です。この機能を活用することで、SMSを受信できない端末(フューチャーフォン等)に対しても、音声発信によるメッセージの通知が可能になります。この機能は、特に幅広い年代を対象としたサービスを提供している企業で活用され、サービスの普及率を上げることに貢献している機能です。

まとめ

企業のマーケテイングにSMSを活用するメリット

・メッセージが確実に届き、見てもらいやすい

・タイミングを逃さない

・電話番号だけ分かればメッセージを届けられる

メールより手軽にメッセージを送ることができるSMSの特徴を理解し、自社のマーケテイングにもお役立ていただけますと幸いです。最後に、「記事をすべて読んだけれども、どのように活用すべきかイメージが沸かない...!」という方に向けて、実際にSMS配信サービスをマーケテイング施策に役立て、成果を出されている企業様の事例を紹介します!

SMSを配信後、ゲーム参加ユーザーがなんと6倍に!?記事は▶▶こちら◀◀からお読みいただけます。

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SMS(ショートメッセージサービス)送信サービス、Cuenote SMS(キューノート SMS)は、携帯・スマートフォンを持っているユーザー全てに携帯電話網を利用したSMS送信が高速・確実に行える法人向けのSMS送信サービスです。開封率は90%以上という圧倒的な開封率の高さと、電話番号宛にメッセージを送れる利便性の高さが強みです。国内最高水準のメッセージングソリューションを手掛けるユミルリンクが培った配信技術と高次のセキュリティで、本人確認(SMS認証)や決済通知、督促連絡、業務連絡、プロモーション用途等、様々な用途でのSMS活用をサポートいたします。

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この記事の著者

佐藤 日和
飲料系流通大手にて、購買データ分析を基軸とした販売・マーケティング戦略の策定に携わる。 ユミルリンク入社後はWebマーケティング担当として、広告施策やコンテンツ制作等を担う。 自身がメールマガジンを配信していた経験から、「実務に則したわかりやすい記事」を心掛けています。
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